タイミングいい おにぎり差し入れ 嗚呼失言議員

熊本地震で国民が心一つに「自分にできる何か」を探し、支援の輪を広げている最中、国会議員の失言が相次ぐ。

片山虎之助おおさか維新の会共同代表の「タイミングのいい地震」。現地対策本部長だった松本文明内閣府副大臣の「現地の先生(国会議員)におにぎり差し入れて」とテレビ会議で要請。

どうも、こういうこと言ったらどうなるのかという発言前の文言の咀嚼機能がマヒしているとしか思えない。新聞記事にしても、情報サイトの記事にしても、文言として残るものは、校正チェックができ、助詞の使い方、常体がいきなり敬体になるとかいう凡ミスですら見直しできる。しかし、口から発する言葉は戻ってこない。言葉はコトダマといわれ、魂がこもって発せられるという基本、議員の先生、政治をつかさどる首長さんには再認識してほしいと思う。

政治家にとってもっとも大切な「私を捨てて公のために尽くす精神」かねそなえている人は在野にたくさんいる。

伊勢谷 珠子