存在感を増す東京国際大

お正月の風物詩「箱根駅伝」。新型コロナウイルスの市中感染が静かになってもまだまだテレビ観戦がよいだろう。

川越にある東京国際大学。先般行われた出雲駅伝では堂々の優勝。箱根駅伝の力走も期待される。

特に何人も抜くヴィンセント選手には注目したい。

今月に完成予定の詐欺防止DVDは川越署と東京国際大学と川越工業高校が連携して制作した。

若者にも問題意識をもってほしいという埼玉県警の意図もあるが、学生の視点が生きた映像は、たのもしい。撮影には埼玉県警OBも演技指導(警察官からみた被害者の態度など)にはいり、実際にかぎりなく近い映像になっている。このDVDは自治会などに配布される予定。特殊詐欺が少しでも減少減額されるといい。

多方面にわたって存在感を増す東京国際大学。奇しくも東京国際大学野球部監督として指揮をとった元広島カープ監督古葉竹識氏が亡くなった。古葉監督も東京国際大学の躍進を天から喜んでくれるはず。大学のあるまちの市民としても地元大学の活躍はうれしいものだ。

 




感動をありがとう!箱根駅伝。

多くのドラマを生む箱根駅伝。今年は、川越市の東洋大学、東京国際大学、坂戸市の城西大学が出場することもあり、親近感も生まれた。

創価大学の力走と大逆転の駒澤大学。創価大学のアンカーは埼玉栄出身の小野寺選手。駅伝選手でもあった早稲田大学の渡辺元監督が、小野寺選手の過緊張は計り知れないと温かい言葉を送っていたが、創価大学の躍進で、アンカーへのプレッシャーは相当なものだったろう。

東京国際大学で見事な走りをみせたケニア出身のビンセント選手。今大会唯一の区間新をたたき出した。そのビンセント選手が通訳とともにボディケアに訪れるのが川越市の山本接骨院。主に施術する大図先生はビンセント選手の礼儀正しさや気さくな一面を教えてくれた。

「ビンセント選手は牛丼が好物ですが、とにかく、すばらしい肉体です。東京国際大学はシード権獲得、来年の箱根に向けてしっかりケアサポートしたい」と山本庄一院長。

コロナのトンネルの中の希望となった2日間。すべての選手たちに(出場した選手、待機した選手、駅伝に出場できなかった大学)称賛の拍手を送ろう!




快挙!東京国際大学5位入賞 箱根駅伝 

1月2日3日開催の箱根駅伝。東京国際大学(川越キャンパス)が5位入賞を果たした。今回の大会は新時代・超高速・戦国駅伝ともいわれ、往路から区間新が続出。花の2区では東洋大学(川越キャンパス)の相沢選手が7人抜きで区間新を記録した。(東洋大学もシード入り)。

つづいての3区では東京国際大学のヴィンセント選手も7人抜き、先をゆく青山学院をもかわし、トップに。平塚高浜台で応援した川越市民は「トップで走るヴィンセント選手を見られてよかった。3年連続4回目の出場。創部9年目ということ、地元であることで応援にきた、シード入りはなんとしても成し遂げてほしい」と明るい表情。

その後、東京国際大学は往路3位の大躍進、総合でも堂々の5位入賞。「大志田監督は中央大学出身。3年生まで故障もあり走れなかったという逆境を知る苦労人。失敗した人を活かす術をしっている、素晴らしい立派な指導者。大志田監督のリーダーシップによってこのチームは育まれた。来年へのチーム作りも楽しみ」と学校関係者は語る。

走る選手、走れなかった選手、選手をサポートする仲間、家族、それぞれにドラマを内包する箱根駅伝。今年も大きなドラマが生まれた。




25年ぶり優勝 広島カープと川越

プロ野球、セントラルリーグで25年ぶり7度目の優勝を決めた。

25年前は山本浩二監督のもと、その前は79年、80年、84年とリーグ優勝、日本一、常勝赤ヘル軍団、広島カープ。当時に監督は古葉竹織氏。「耐えて勝つ」を旗印に智将として知られた人。

古葉氏は、現在東京国際大学野球部名誉監督。2008年、東京新大学野球連盟春季リーグで優勝に導いた監督でもある。かつて、広島カープには津田恒美という炎のストッパーという異名をとる名投手がいた。津田投手は脳腫瘍を発症し、32歳という若さで亡くなってしまった。津田投手の愛息大毅君は当時3歳か4歳。父の面影を追い野球の道へ。古葉氏を慕って東京国際大学野球部に入部。プロ野球選手になることはなかったが、今回のカープ旋風の中ではメデイアに取り上げられ、父恒美氏のメモリアル記念館を運営する旨を恒美氏を彷彿させる顔だちで、語っていた。

小江戸川越に存在する「東京国際大学」にこんなドラマがあり、広島カープとの縁を考えながら、野球ファンの一人として、広島に広がる笑顔の渦をほほえましく感じた。