ヤオコーの勢い 浦和にも

川越に本社をもつ株式会社ヤオコー。JR浦和駅東口パルコ地下1階に進出した。浦和は県都であり、ハイソな人々が住む良質な住宅街がひろがる町。西口には伊勢丹が浦和の顔として君臨してきたが、浦和のひとびとが新鮮な野菜・肉・魚がそろうスーパーマーケットヤオコーに魅せられていくであろう、これは安くていいものを手にしたいという主婦たちの大方の予想。

ヤオコーの会長・川野幸夫氏は県立浦和高校出身。オープン時には自ら店頭にたって販売促進をしたが、川野会長の思いもひとしおに違いない。

 




ヤオコーの勢い 27期連続で増収増益

川越に本社をおくスーパーマーケット「ヤオコー」(川野幸夫会長・川野澄人社長)。「ヤオコー」の勢いがとまらない。

27期連続増収増益だ。

川越市内だけでも的場、南古谷、新宿、ウエスタ川越、山田などで店舗展開。店員が「レシピ」を紹介する「提案型販売」も魅力の一つ。百貨店、スーパーという大手小売り業が伸び悩む中、「ヤオコー」快進撃は社員一人ひとりの努力の結集こそあって、なのかもしれない。

「季節もの、イベント料理の豊富さが気に入っています。ヤオコー商品を使用するクッキングメニュー(レシピ集)と実演販売(魚、肉)。これならできるかも・・と思っています。あと入口の静電気予防やアルコール消毒。ようこそ、清潔なヤオコーへ。という会社の姿勢がうれしいです」 34歳子育て中のママ。

「いったことがあるのですが、フラワーレッスン。とても楽しかった。リピーター多いみたいです。ナッツバイキングはワクワクするし、フルーツギフトの豊富な品揃い、さすが青果店からのスーパーの底力!野菜の鮮度も抜群」母娘でヤオコーファン。

「お茶、お水のサービス、お買い得商品(納豆、醤油、マヨネーズなど)がわかりやすい。段ボールも気軽にいただけちゃう。年金生活者の味方。赤いカードのヤオコーポイントカードはとてもためやすいし、便利」と話すのはアクテイブシニアの80歳奥様。

「店内に漂う焼き立てパンの香り。どれもおいしい。そのままワイン売り場へ。フランス、イタリア、ニューワールド品揃いがいい。日本のワイン、ミュゼドウヴァンは最高ですよ。日曜日のお楽しみ」と50代のビジネスウーマン。

長くヤオコーと取引のある会社役員は「とにかく人を大切にする会社。脈々と続くお客様第一の信条は自然体でもある。また社員、パートさんのキャリアアップに熱心なところは、自分の会社に置き換えて学ばせてもらっている」

上記のように、ヤオコーへの想いを語る「ヤオコーフリーク」は多い。

埼玉経済を牽引する優良企業の存在は心強い。

伊勢谷 珠子