川合市政3期目へ。

川越市長選挙・市議会補欠選挙が終わった。

投票率の低さ。30%を切るということは10人に7名以上が投票しないということ。選挙前からビラがまかれ、街宣車がうろうろしたりしたことも投票率の低下となったか?

集合住宅はポステイングしやすく、親切な管理人がいるところは住民がビラチラシをすぐ捨てられるようにクズ籠などが置かれている。今回川合市長の糾弾ビラはクズ籠に満杯となったが、川合市長の市政報告については捨てられていなかった。これが民意かと推察していたが得票数も現職県議をトリプルスコアで離した数となった。

開票結果

市長選挙  川合よしあき 56597 渋谷實 16188 本山修一 11726 無効票 1127

市議補選  栗原みつはる 27911 守屋ひろこ 25718 岡部いつお 25694

無効票6237

ここで注視したいのが、共産党元県議の得票数の25000超。市長選挙で共産党系の本山氏が得たものは11000余り。14000票も上乗せ。川合・渋谷保守陣営から14000票流入したことだ。

政治通は言う。「次の衆議院にむけての民進・共産・共闘の成果かもね」。おそるべし。

そして市議補選の無効票6237票も大きい。通常市議選で3名が当選する票数だ。「市長候補の名前が書かれていたのでは?」「ある政党は白票投票となったみたいだ」「業界としては白票とすべきではないかと一部の人間が触れ回った」といろんな噂がたっている。

いずれにしても統一地方選挙まで二年、さまざまな政治状況をはらんだ川越市。それというのも、統一地方選挙前には衆議院解散総選挙。統一地方選挙・県議選挙は公明福永氏は引退の年齢。渋谷氏の出馬は??出馬の顔ぶれが大きく変わる可能性も。そして4年後の市長選。川合氏は市長の任期は3期12年と8年前に公約。すると次の時代の首長はどうなるのか?市民としては無関心ではいられない。

伊勢谷 珠子

 




2017年酉年スタート 

平成29年、2017年が幕開けです。

故小渕首相が官房長官時代に掲げた「平成」の時から29年もたってしまったか。

小泉首相が起こした小泉旋風から17年。毎年感じることは「光陰矢の如し」。

そんな中思い出した言葉が「熱狂」。名編集者見城徹氏は「熱狂のないところに創造はない。」といい「たった一人の熱狂が大きな渦となり人々を巻き込んでいき」林真理子さんのようなベストセラー作家が生まれるという。この「たった一人の熱狂」こそ林真理子さんが文章に熱狂する姿らしいが。

流行作家も政治家も同じこと。有権者を熱狂させなければ、投票所に足を運び、投票用紙に自分の名前を書いてもらうことはできない。そのためには「自分を磨く」ことに尽きる。人間的魅力は一朝一夕では醸成できない。仕事であったり、生き様であったり、多くの先輩からの叱咤激励であったり、さまざまな蓄積が「人間的魅力」を創っていく。

川越市は1月、4年に一度の市長選挙が行われる。また議員辞職に伴う36名の市議会議員の欠員を補うための補欠選挙も行われる。賢い有権者にならなければならない新年だ。




渋谷實県議が無所属で川越市長選挙に出馬

1月15日告示の川越市長選挙。3選をめざす川合よしあき市長に対抗して元外務副大臣の山根りゅうじ氏が出馬準備をしていたが、がん闘病のため不出馬になった。そこで、七日に会見をした渋谷實県議。自民党埼玉県連では現職川合市長に推薦が出ているが自民党川越支部長である渋谷氏の出馬は大きな波紋を投げかけている。

10日には市長選挙立候補者説明会と同日に行われる川越市議会議員の補欠選挙説明会が行われた。

市長選説明会には、川合陣営、渋谷陣営、共産党陣営が出席。

夏の参議院選挙で「伊藤岳」候補が相当数の得票をあげた川越市。今回の選挙でも台風の目になるか。

市議補選説明会には5陣営が出席した。市議補選は1議席を争うもので激戦の様相となった。統一地方選挙まであと二年あまりではあるが、「まちのために」「今こそ」と立ち上がる候補者たち。自分の主義主張「何をまちのため、市民のためにやりたいのか」その広報には注目したい。

川越は埼玉県ではじめて市となった歴史と伝統のまち。誇れる市政、まちづくり、そしてまちの顔である「リーダー・市長」「誠実な議会運営をすすめる議員の一人」を選ぶ選挙だ。

忘年会にクリスマス、そして新しい年、初日の出に初もうで、初大師。年末年始をはさんだ選挙戦。「清々しい政治」を選ぶ賢い有権者にならなければならない。




山根りゅうじ氏出馬とりやめ 川越市長選挙

川越をガラッと変えるというスローガンのもと政治活動を展開し、来年1月15日告示の川越市長選挙に準備をすすめていた元参議院議員 外務副大臣の山根隆治氏が健康上の理由により出馬を断念した。

8万件、9万件と一軒一軒足で歩き、自分の主張を述べてきた山根氏だ、無念であろう。

これにより川合よしあき現職市長が唯一の候補であるが、共産党の動きもあり、また現職県議渋谷實氏の去就も注目されている。しかし、自民党埼玉県連から現職の川合よしあき氏は推薦されている。渋谷氏は自民党川越支部の支部長、自ら推薦を出す立場で、対抗するということは党紀に触れる可能性もある。離党、出馬なのか、今川越は前哨戦まっただなかだ。

あわせて欠員の生じた川越市議会補欠選挙。いちはやく親子行脚で市内を歩く栗原みつはる氏。栗原みつはる氏は長い間市自治連合会の会長を務める栗原博司氏の子息だ。その他共産党など3~4名の動きも。立候補者数46名という選ぶこと自体が難しい本選挙と違い、候補者を選ぶ基準が明白でこちらも注目したい。中核都市35万都市川越。風格のあるまちづくりのリーダー・市長と一翼を担う議員の選挙だ。賢く選んでいきたいものだ。

伊勢谷 珠子




1800人を超える市民が激励 川合市長市政報告

川合市長市政報告大会が20日午後7時からウエスタ川越大ホールで行われた。

来賓は上田知事、山口泰明自民党組織運動本部長(埼玉10区選出代議士)地元の小宮山泰子代議士、神山佐市代議士、参議院からは参議院自民党幹事長代行関口昌一氏、古川俊治氏、公明党埼玉県本部代表・西田実仁が出席した。県議会からは福永信之氏(公明党埼玉県本部副代表)、中野英幸氏(自民党)。市議団は党派を超えた26名。応援する団体を代表して41名の代表が壇上に並んだ。 「正義」「緻密」「愚直」など川合よしあき氏を評する言葉が並び、川合市長も3選に向けて固く、熱い決意を述べた。 1800名分の準備された資料はなくなり、席に座れずあふれた人々でホワイエもいっぱいとなった。

山口たいめい代議士が「35万人都市、この会場には1800名。人口比を考えると油断はできないのだ!」と檄を飛ばした挨拶となったが、まさにその通り。小池都知事誕生、トランプアメリカ大統領誕生、その時々の「ムーブメント」があるかないかで選挙の勝敗が決まる風潮があるということを考え、まだまだ混沌とした市長選挙であることは否めない。 img_3704




市長を囲んで本音トーク 4市民がスピーカー 川越ウエスタで。

11月4日金曜日 川越ウエスタで 川合よしあきと川越の未来を考える会(西澤堅・福岡一枝共同代表)主催による「川合さんと語ろう川越の未来(part1)知りたい、聴きたい、話したいまちづくり」が開催された。

会場は予定された150名を上回る市民が集まり、まちづくりへの関心の高さがうかがわれた。年代層もさまざま、夫婦連れ、女性同士といった人々。いわゆる「政治家のナントカ会」ではない空気。

川合市長が四名のスピーカー、アクテイブシニアの代表の松尾美保子さん(南古谷)柿澤日出夫さん(小仙波)、青壮年代表の小山義文さん(芳野)、子育て真っ最中のママ代表小林千明さん(南古谷)からの意見、質問、要望を受け止めた。

内容は①今の川越市についていいところ、悪いところ②観光都市川越2000東京五輪やユネスコ無形文化遺産登録勧告などを見据えて、そしてこんなものあったらいいなプロジェクトをフリートーク。会場参加者からの質問、笠幡地区の桑山さんも加わわりマチ全体を俯瞰した双方向対話となった。

中でも印象深かったものは、小山さんからの「川合市長だからこそできる、川合市長しかできないことを全面に押し出したプロジェクトをぜひ!」といったものだった。

川合市長も丁寧に質問に回答し、「市民の声こそまちづくりの原動力、川越はまだまだ伸びしろがあるマチ。大勢の市民の皆さんの声はぜひともまちづくりに生かしたい」とさらなる前進を固く誓った。

川合よしあきと川越の未来を考える会では、(略称・川未考 勝手連)では今後も多くの市民の意見を集約するための活動を展開していくという。




川越市議補欠選挙 来年一月、川越市長選挙と同日で実施

昨日最終日だった川越市議会。公明党の市議会議員が辞職した。中原町の奥貫真紀氏(52)。昨年平成27年4月の市議選で堂々11位で初当選を果たした新人議員。体調を崩し9月議会も欠席しており体調不良からの辞職。

本来ならば議員定数6分の1の議席に欠員、川越市の場合は6議席に欠員が生じた場合に補欠選挙となる。しかし、年明け一月末に川越市長選挙が任期満了で執行されるため、同日選挙として市議会補欠選挙も行われる。

次の市議会議員選挙はあと30か月後にやってくる。その日を目標に準備を進めている市議会議員候補予定者たち。今回の補欠選挙に挑むのか、今後の動きに注視したい。市長選挙と同時選挙となると現在のところ現職川合市長に対して、現職県議の父、元県議、元参議院議員の山根隆治氏が対抗するという一騎打ちの様相、この戦いに共産党候補が絡むのか?まだまだ混沌としている。市長選挙との市議会補欠選挙、ダブル選挙なので市議選以上の集票もしなければならない。さらに川合直結派、山根直結派となるのか。それとも市議補欠選挙は全くの別物で、3人も4人も出馬するのか。多くの人が市議会補欠選挙に出馬することは、川合氏にとっても山根氏にとっても新しい票の掘り起こしにもつながり、歓迎するのか?興味深いところだ。

市議選補欠選挙の当選しても、本選挙が厳しかったり、本選挙そのものに出馬すらできないという「川越のジンクス」も存在する、という市内事情通も。。

川越市も川越まつりの影に市長選挙、市議会補欠選挙を抱えて、高見の見物をする人からは「面白い日々」となりそうだ。

伊勢谷 珠子




どうなる川越市長選 市長選挙まで4か月

解散のある衆議院議員と違って任期のある首長。川越のトップを決める市長選挙まであと4か月となった。

数日前、新聞折り込みに川合善明後援会ニュースが折り込まれた。出馬予定をしている山根隆治氏(元参議院議員)は娘である山根史子県議会議員の県政報告を持ち、総世帯15万世帯の半数は歩いたという情報も。

まさにがっぷり四つの戦いの構図である。また、市中には黒い紙、黄色い紙に川合市政の中で、ある企業が契約を独り占めしているのではないか?それは癒着?談合?といった内容が書かれたビラが二回にわたってまかれた。こちらはまさに「紙爆弾」。ことの真偽については市民の判断であろう。

川越市議会は議案の審議と議員からの質問が行われたものの大波乱はなかった。一方、市長の出馬表明をめぐっても、「議会はきいていない」という言葉が一人歩きしている。過去の政治状況をみると、市議会の一般質問登壇者が「市長の政治姿勢を問う!」という形の質疑に対して市長が「再選をめざします」「三選をめざします」という応え方をして、さあ選挙へ、というパターンだ。

いずれにしても、川越市議会は30日(金)最終日。市議会議員が直接的に「再選への意気込みは」と問わないのであれば、「私は来年の市長選挙に出馬します」と市長自ら宣言するのはどうであろうか?

 

 




市長選挙に山根隆治氏出馬 娘県議、父市長?!

民主党参議院議員であった山根隆治氏が川越市長選挙に出馬の意思を固めたようだ。

山根氏は2013年参議院議員選挙・埼玉選挙区で落選、2014年衆議院議員選挙比例区で出馬するも落選。2015年統一地方選挙では娘ふみこ氏が県議会へ挑戦し、父隆治氏の全面支援の選挙戦を展開し、ふみこ氏が見事当選。ふみこ氏の後見人的な活動をしているようだったが、昨年夏以降から「ふみこ氏の県政報告」を持参しつつ市内各所で隆治氏の名刺を配る姿がみかけられた。

舟橋功一市長のもと一浩氏が県議会へ挑戦し、当選を果たしたという政治史がある川越市だが、今回のことはどうなのだろうか?

現職の川合氏に挑戦する県議の父・山根氏という図式からみてもニュアンスが違う。

そして、民主党は消滅し、今後は民進党となり、政権を奪取した民主党の勢いは過去の話だ。

山根氏は「市民党」を掲げて戦うとのこと。川合市長も、初戦は共産党を除くすべての政党の支持を得た「市民党」。議会で民主党市議との論戦はあるもの今年の新春市政報告会ではこの夏選挙の参議院議員もダブル選挙かと言われている衆議院議員も自民、公明、民主がそろい踏みであった。政治の世界、一寸先は闇で、敵の敵は味方などという言葉が頭をかすめ、足し算もイレギュラーであるとも思う。

さらに川合市長のフェイスブックによると山根氏は川合市長に面談。「完全燃焼していない自分に気が付き市長選挙に出馬をする、個人的な恨みはないが、批判することになる、あしからず」という意味合いを述べたそうだ。

うーん・・敵陣に乗り込み果たし状を渡すというのは・・アリなのかどうか?

いずれにしても中核都市川越のトップを決める選挙選まで10か月。4年前は無投票だったため、川合陣営も引き締め、組織の見直しが必要だ。市民としてはリーダーとは?と冷静に見つめる機会ともなる。

三潟 正義