市長選挙に山根隆治氏出馬 娘県議、父市長?!

民主党参議院議員であった山根隆治氏が川越市長選挙に出馬の意思を固めたようだ。

山根氏は2013年参議院議員選挙・埼玉選挙区で落選、2014年衆議院議員選挙比例区で出馬するも落選。2015年統一地方選挙では娘ふみこ氏が県議会へ挑戦し、父隆治氏の全面支援の選挙戦を展開し、ふみこ氏が見事当選。ふみこ氏の後見人的な活動をしているようだったが、昨年夏以降から「ふみこ氏の県政報告」を持参しつつ市内各所で隆治氏の名刺を配る姿がみかけられた。

舟橋功一市長のもと一浩氏が県議会へ挑戦し、当選を果たしたという政治史がある川越市だが、今回のことはどうなのだろうか?

現職の川合氏に挑戦する県議の父・山根氏という図式からみてもニュアンスが違う。

そして、民主党は消滅し、今後は民進党となり、政権を奪取した民主党の勢いは過去の話だ。

山根氏は「市民党」を掲げて戦うとのこと。川合市長も、初戦は共産党を除くすべての政党の支持を得た「市民党」。議会で民主党市議との論戦はあるもの今年の新春市政報告会ではこの夏選挙の参議院議員もダブル選挙かと言われている衆議院議員も自民、公明、民主がそろい踏みであった。政治の世界、一寸先は闇で、敵の敵は味方などという言葉が頭をかすめ、足し算もイレギュラーであるとも思う。

さらに川合市長のフェイスブックによると山根氏は川合市長に面談。「完全燃焼していない自分に気が付き市長選挙に出馬をする、個人的な恨みはないが、批判することになる、あしからず」という意味合いを述べたそうだ。

うーん・・敵陣に乗り込み果たし状を渡すというのは・・アリなのかどうか?

いずれにしても中核都市川越のトップを決める選挙選まで10か月。4年前は無投票だったため、川合陣営も引き締め、組織の見直しが必要だ。市民としてはリーダーとは?と冷静に見つめる機会ともなる。

三潟 正義