常在戦場 センセイたちの年末年始

今年は想定外の総選挙。晩秋の台風のさなかの選挙戦も遠い昔のようだ。

希望の党はまったく風も起こらず、選挙結果も惨憺たるもの。

その中で川越の小宮山泰子代議士は比例で復活し、議席を得た。

ご本人は「日本一運の良い人間です」などと選挙後語っていたが、運も実力のうちだ。

川越の人々は泰子代議士の父、小宮山重四郎氏の看板を大切にしている人もいて「政党は関係ない、小宮山ブランド、小宮山党だ」とはっきり言う人もいることは事実。政治の世界にタラレバはないが。小宮山泰子代議士はれっきとした自民党の県議だった。当時新進党から自民党にうつった中野清代議士がいて、泰子氏は自民党を離れざるを得なかった。この流れが別の流れであったら川越市内の政治地図も変わっていたに違いない。

中野ひでゆき氏の突然の出馬表明、そして不出馬。混乱の中自民党の代議士として勝ち抜いた神山佐市氏。「三期になると役もつくし、活躍の場がひろがるな」というのは政治事情通。富士見、ふじみ野の組織力同様の展開が川越でもできるかどうかがカギだ。

隣の埼玉10区。山口泰明氏完全勝利で終わったが、ここで希望の党の支部長に就任した坂本祐之輔氏。呼応する形なのか山口泰明氏はここでポスターを新調。山口泰明氏の政治にかける情熱、「常在戦場」そのものの姿には脱帽だ。センセイたちの年末年始。またここでどれだけ人心を掌握できるか?それが支持の広がりと直結しているだけあって政治家稼業は大変なのだ。