投票率が上がらない。

令和初の国政選挙、参議院選挙が終わった。

投票率が50パーセントに届かなかった。

ある人が投票率がせめて60%にいかなかった場合は再選挙がよいのでは?

選挙にいかないというのも意思表示かもしれない。

安倍一強、弱体野党だから「1票」の重みがないという人もいるだろう。

参議院は良識の府といわれている。解散もない。参議院無用論を言う人もいる。

それでも、国が間違った方向にいかないように 国会を動かしていく事実は現在変わらない。

国民の義務でもあり、権利でもある選挙の投票。

選挙カーがうるさいと言って耳をふさいでいる人がいる。候補者は公職選挙法にもとづき

きめられた方法で自分をアピールしているのだから、耳をふさいでいる人をみかけるとその人の人間性や民度の低さを感じる。

「選挙」は関係なくはないのだ。

投票率アップは自治体も頭を悩ませている。テレビ報道で高校の敷地内に投票所を設けていた自治体があった。新有権者は18歳以上、これもよい方法だ。子供と投票所に行く。この習慣があれば子供も大きくなって当たり前のように投票にいくだろう。日々の習慣化の蓄積が大切だろう。

子どもが選挙カーに手を振ろうとするとその子の手を押さえつける母親。なぜいやなのか?そしてこの母親、その家族は投票にいかないだろう、と暗澹たる気持ちになる。逆に子どもと一緒に選挙カーに手をふる若い夫婦に未来は明るいと感じる。

まもなく733万県民のトップを決める知事選が始まる。畑県政、土屋県政、上田県政。それぞれのカラーを思い出す。さて令和の埼玉県政はだれがかじ取りをするのか?

スポーツキャスターの青島健太氏か?祖父が川口市の名市長であった大野元裕参議院議員か?女性の行田邦子前参議院議員か?いずれにせよ投票率、大きく上がってほしい。




良識の府 参議院へ。22日公示。参議院埼玉選挙区。

第24回参議院選挙が22日公示された。埼玉選挙区は3つの議席に対して主要政党自民、公明、民進、共産の四つの政党が争う形。現職は自民関口氏、公明西田氏、民進大野氏。定数1のところでは民進と共産など野党が統一候補を出しているが埼玉は定数3なのでそれにはあてはまらない。

4期目を目指す関口氏。県議から参議院へ。外務大臣政務官、総務副大臣内閣府副大臣、現在参議院自民党幹事長代行。総務副大臣時代の上司が川口市選出新藤義孝総務大臣。埼玉から地方分権地方創生をはじめていたコンビだ。自民一強の今、この選挙区は自公で2議席ということで、公明の西田氏を自民党が推薦。うまく票のすみわけができるか・・・

3期目を目指す西田氏。共産伊藤氏とデッドヒートという情報。慶応出身。ということで早稲田慶応出身者を中心に支持母体創価学会票以外の票の掘り起こしを展開。また首長選挙、衆議院小選挙区では自公の選挙協力は必須であり、自民党推薦を看板に、自民党員にも浸透を図る。

2期目を目指す大野氏。祖父は川口で名市長。自身も国際奉仕団体ライオンズクラブのトップもつとめたことから民進とはいえ、旧保守票にも食い込む。全国的に民共の選挙協力が進む中、先般のテレビ討論会でも「共産」とは・・というスタンスがかいまみられる。民主党から民進党へ。どう票をとりまとめるのか注目だ。

共産伊藤氏。選挙カーには「安倍暴走政治」という文字が躍る。真っ向からアベノミクスを否定する。地方議員選挙で勢いづく共産党。どこまで票をのばすか。

70年ぶりに選挙法が改正され、18歳19歳の新有権者は全国で240万人。初日の演説会場では制服姿の高校生が熱心にメモを取る姿も。新有権者には「投票に」行ってほしいと思う。自分の目で自分の心で選んだ候補者が当選するのか。当選後はどう活動しているのかをチェックし続けてほしい。

夫婦間の一番の危機は「無関心」といわれる。政治も同じ。「無関心」こそ一番いけない。法治国家日本。きちんとした法律で守られ、日々の平穏な暮らしができるのも、首長、地方議員そして国会議員がいてこそ。政治があってこそだ。二院制の日本。衆議院と参議院で国の方向性が決められていく。メデイアから、街頭演説から、候補者の配布する資料から、選挙公報から、情報を入手し、そして「投票」へ。今日23日からは期日前投票も可能だ。自分の意志を「投票」で表すべきだ。




走り出した参議院選挙

この夏改選の参議院選挙。まだ日程は確定していないが、衆参ダブル選挙か?安倍首相の一挙手一投足に注目。しかし、熊本の震災も起き、まずはその被害にあわれた人々の日常を取り戻すことが最優先となって、参議院選単独の様相が濃い。

埼玉選挙区は 現職の関口昌一氏(自民党・参議院自民党幹事長代行)、西田実仁氏(公明党)、大野元裕氏(民進党)が名乗りをあげている。定数3。激戦区といわれた埼玉選挙区、今回は得票数争いとなりそうだ。

3年前の参議院選挙同様、公明党候補に(3年前は矢倉克夫氏、今回は西田実仁氏)自民党が推薦を出した。それでも自民党古川俊治氏は100万票を突破する得票だった。街の中には安倍首相と西田実仁氏、山口代表の3ショットポスターが貼られはじめた。関口氏は小選挙区選出の代議士と。大野元裕氏は上田知事であったり、地元の代議士であったり。この2ショットのポスターは公示後撤去されなければならないが、きれいに撤収されることとは限らない。

公明党の山口代表と西田参議院議員とそして安倍首相の3ショットポスター目新しくもあり、参議院選挙近し!という思いが強くなる。

三潟正義