今年のいい話・松山千春「大空と大地の中で」

いろんなニュースが、情報として目に、耳にはいってきた2017年。

新千歳空港から大阪に向かう飛行機が飛び立つことができなかったとき、乗り合わせていた松山千春がキャビンアテンダントが使用するあの受話器のようなマイクで「大空と大地の中で」を唄い、場を和ませたという話があった。千春世代にとっては、「千春らしい」と思ったに違いない。松山千春の郷土愛と、お客様を楽しませるエンターテナーの深さがその行動を産んだのだ。

何か事件が起こった時居合わせた警察官が協力したという話もでる。体調不良の人を医師や看護師が救ったという話もでる。

新千歳空港に降り立つ人も飛び立つ人も誰しも松山千春の「果てしない大空と広い大地のその中で」という歌詞が頭によぎる経験があるはず。そして「いつの日か幸せを自分の腕でつかむよう」といった歌詞を成し遂げた松山千春氏に畏敬の念を持つ。

その千春さんが飛行機の中で「松山千春です」と登場すれば、最高の旅の想い出になる。

「場を読む」。千春の姿勢を「貴乃花親方」が見習えば角界もこんなことにならなかったのでは!と思う年の瀬である。