「夏の会」公演盛況 地元朗読者も活躍

2016「夏の会」・女優たちによる朗読「夏の雲は忘れない」(ヒロシマ・ナガサキ1945)公演は8月13日川越ウエスタで開催された。

地元朗読者、山口君(山田小5年)、萬さん(城南中)、高橋さん(富士見中)、福田さん。長谷川さん、柏倉さんも読み込んだ台本を堂々を披露した。

71年前の夏、広島長崎への原子爆弾投下。「ぴか」は一瞬にして人々の命、くらしを奪い、広島長崎を焼きつくした。そして、お盆の中日 15日、日本は戦争を終結。原子爆弾の被爆国、世界でたった一つの日本。この現実を、今を生きる私たちの責任として、後世へとつないでいかなければならない。

被爆した親子の手記を女優さんたちの渾身の朗読でつむいでいく公演。あらためて「平和」について考える夏の午後となった。




71年目の夏 女優の朗読であの日を考えよう ウエスタ川越

今年であの夏から71年目。今年のオバマ大統領の歴史的な広島訪問、献花、被爆者の方への抱擁、あの日の空も青かった。被爆された方々も高齢になった。

自分の身の回りでも東京大空襲の前に東京の中野から祖父の実家茨城鹿島へ疎開したときのこと、艦砲射撃、機銃掃射、B29の飛来、特攻隊の瞳の輝きなど、詳らかに語ってくれた祖父母、母ももういない。

だからこそ、今のわたしたちは、このあとの日本の行く末を考え、平和の実現を目指さなければならない。また、平和への祈りをつないでいかなければならない。

あの日のことを多くの人に伝えたい。「女優たちによる朗読・夏の雲は忘れない」が13日ウエスタ川越で上演される。

出演者は岩本多代、大橋芳枝、大原ますみ、川口敦子、日色ともゑ、柳川慶子、地元有志5名(公募)

14時開演。大人2000円当日は500円増、小・中・高1000円。主催NPO法人PEACEやまぶき(049-265-4631)。後援川越市、川越市教育委員会(公財)川越市施設管理公社。チケット販売は川越市やまぶき会館、川越西文化会館、川越南文化会館、ウエスタ川越、川越福祉の店で