常在戦場 センセイたちの年末年始

今年は想定外の総選挙。晩秋の台風のさなかの選挙戦も遠い昔のようだ。

希望の党はまったく風も起こらず、選挙結果も惨憺たるもの。

その中で川越の小宮山泰子代議士は比例で復活し、議席を得た。

ご本人は「日本一運の良い人間です」などと選挙後語っていたが、運も実力のうちだ。

川越の人々は泰子代議士の父、小宮山重四郎氏の看板を大切にしている人もいて「政党は関係ない、小宮山ブランド、小宮山党だ」とはっきり言う人もいることは事実。政治の世界にタラレバはないが。小宮山泰子代議士はれっきとした自民党の県議だった。当時新進党から自民党にうつった中野清代議士がいて、泰子氏は自民党を離れざるを得なかった。この流れが別の流れであったら川越市内の政治地図も変わっていたに違いない。

中野ひでゆき氏の突然の出馬表明、そして不出馬。混乱の中自民党の代議士として勝ち抜いた神山佐市氏。「三期になると役もつくし、活躍の場がひろがるな」というのは政治事情通。富士見、ふじみ野の組織力同様の展開が川越でもできるかどうかがカギだ。

隣の埼玉10区。山口泰明氏完全勝利で終わったが、ここで希望の党の支部長に就任した坂本祐之輔氏。呼応する形なのか山口泰明氏はここでポスターを新調。山口泰明氏の政治にかける情熱、「常在戦場」そのものの姿には脱帽だ。センセイたちの年末年始。またここでどれだけ人心を掌握できるか?それが支持の広がりと直結しているだけあって政治家稼業は大変なのだ。




衆議院選挙来週が投票 家族で奮闘 埼玉10区

今日15日(日)。いわゆる選挙のラストサンデー。どの候補もしのぎを削る。

注目選挙区の埼玉10区。前職比例復活の坂本祐之輔候補(希望の党)と前職小選挙区当選の自民党の重鎮山口泰明氏が争う。お互いに元知事の土屋義彦氏の門下生。麻生内閣当時、泰明氏の応援弁士を祐之輔氏をつとめたこともある。祐之輔氏の強力な応援最右翼は夫人と聞く。泰明氏側はこの度、一人息子の晋氏が街頭でマイクを握った。

相当自民党の政策を学んでおり、演説の組み立て方も巧みで、好評だった。父に代わっての応援演説は経験済みだが、父に代わっての「お願い」は初めてだそうだ。

選挙に家族の支援は欠かせないが、候補者も今日が中間点でもあり、ラストスパートに向けまなじりを決する。