今日5月2日は八十八夜 

今日は八十八夜。埼玉県は三大銘茶生産地(狭山茶 入間狭山飯能所沢)ということもあり、八十八夜の風景というものはなんとなく目になじんでいる。

八十八夜は立春から数えての日数。今年も光陰矢の如し、日にちがたつのが早いものだ。

「俳諧満寿鏡」には「猫やせて八十八夜すぎにけり」とある。

春といえば猫ちゃんの恋の季節。恋したり恋されたり。猫ちゃんの春は壮絶で身も細ってしまうのか。「この俳諧満寿鏡」は文久2年・1819年のもので、当時より猫ちゃんの恋は活発であったのだろう。

ニャンコブームで「ネコノミクス」「猫まみれ」などその勢いはとどまらない。

写真は我が家の猫だが、10月生まれなので今月先生に執刀してもらい「不妊手術」をした。外を一度も歩いたことがない箱入り猫だが、十分なケアをすることは「親」の責務なので。

華やかな夜の街、六本木や赤坂などでは高級小型犬の捨て犬、高級猫の捨て猫たちがうろついてると聞く。お客さんにおねだりして買ってもらったペットに手を焼いて捨ててしまう「夜の蝶」。ぬいぐるみとは違うペットたち。もっと理性をもってほしいものだ。

一方、地域猫の会の活動は、愛情をもって猫たちの不妊去勢手術を展開している。その活動の前進として川越市でも飼い主のいない猫の不妊、去勢手術費用の一部を補助することになった(詳しくは市食品環境衛生課)。地域猫でその手術をうけた猫たちは片耳にV字の切り込みがいれられてハート耳になる。

一匹でも多く幸せな犬生、猫生が増えることを願いながら八十八夜の今日を過ごす。