スマップ解散 それぞれの道へ

所沢のユネスコで踊り歌っていた子供たちはおとなになった。場所は確か「アイドル共和国」だったか?

友人が「あのこたちはジャニーズでもちょっと違うのよ。絶対日本を代表するわ」と連日声援を送りに行っていたことが思い出される。彼らはスマップ。一人が川口オートの選手になるといって、脱退し、6人が5人になったものの、ピンでドラマでは主役をはれる、正真正銘の大スターとなった。

スマップの歌声は日本人の心をつかんだ。彼らの成長とともに、起業したので、彼らのヒット曲にその時の自分を重ねることもできる。「世界に一つだけの花」は友人が結婚式で合唱してくれたメモリアルソングでもある。

昨年暮れからグループには亀裂がはいり、賛否両論飛び交った。夫婦間もそうであるがこの亀裂の修復はむずかしい。「割れた茶碗のひびは戻らないよ。水がもれてしまうんだ。だったら新しい道を選んだほうが二人の幸せだ」と人生の達人が離婚の相談を受けながら話している姿がフラッシュバックする。スマップ五人、歌い踊ることはチーム戦、もつれた心でキレのあるダンス、心の琴線にふれるハーモニーを生み出すことはできない。熱い戦いがくりひろげられているリオ五輪でもその種目のチームジャパンの団結力こそが活躍の源、見事なチームワークあってこその勝利だ。

スマップ解散、それぞれの道へ。彼らの出した答えに、そして、彼らの進む道に大きな拍手を送る。時代のシーンを作ってくれた感謝の気持ちをこめて。