政治への関心と政治家の質

甘利大臣に「カネ」の問題が・・・週刊誌の報道が大きな疑獄事件の糸口になったことは「ロッキード事件」のころからよくある話となった。

よく調べて「説明責任」を果たしていく。というのは甘利大臣。ごもっとものことであるが、よく国会議員にしろ、地方議員にしろ自分の非が露呈された場合、「職務を全うすることが責務」という口上を述べる。そしてそしらぬ顔をして政治家の場所に居座る。こういうことが多々あり、大いなる疑問を感じている。この「潔さ」のない態度が議員の質を下げ、有権者の政治、選挙離れの一端を担っているような気がしてならない。

このたび、世間を騒がせた「スマップ問題」。彼らの才能は抜きんでたものがあり、国民を勇気づけてきた。しかし、国政の場で民主党の国会議員が総理に「スマップ問題をどう思うか」と質したことには脱力した。社会現象の一つとしてとらえることは一利あるとしても、果たして「有益」か。。

質の低い質問。いつもながらの「カネ」の問題。これでは投票率があがるわけもない。政治家の質と投票率は比例している。夏には参議院選挙。二院制の日本にあって、参議院はチェック機関であり、古くは「貴族院」といわれた格式のある政治の舞台。埼玉県知事になった故土屋義彦氏が参議院議長から埼玉県知事に転身したときは「三権の長」が知事に。と注目された。参議院議員も質の高い志のあるひとを選びたいものだ。