都大路を駆けぬけた埼玉の風 全国高校駅伝で力走

今日は箱根駅伝往路。毎年明治大学校友会のビジターとして応援ツアーに参加させてもらっている。今年はいけなかったのでテレビ観戦。

先月25日に行われた全国高校駅伝。清々しい風となって都大路を駆け抜けた埼玉の選手。

七年ぶりの出場となった武蔵越生高校。七年前は箱根駅伝で力走した双子の設楽ブラザーズを擁しての出場。今年は層の厚さで注目された。一区を走ったのは三年生の三本柱の一人戸口豪琉(たける)選手。高校最後のレースとなった戸口選手。このあと中央学院に進むという。もちろん照準は箱根。また楽しみが増えた。

また、一年生にも関わらず花の一区を駆け抜けた、愛知豊川高校の関口雄大選手。「粘りが持ち味」と評価されていたが、坂戸市立桜中学出身だ。才能を見込まれての進学。一年生で、重いプレッシャーの中の健闘だった。

今年の箱根初走りの大東大の奈良選手は、東松山出身。父の大東大監督の声を背に走った。東松山から、高校は仙台育英を選んだ。今年の走りは来年に続く走りだ。

埼玉にゆかりのある選手たちの活躍には一段と力がはいった応援をしてしまう。若者のアスリート魂に感激しながら、今年も彼らに負けない清々しい生き方をしたいものだと大きく息を吐いた。

写真は武蔵越生の戸口選手。




2017年酉年スタート 

平成29年、2017年が幕開けです。

故小渕首相が官房長官時代に掲げた「平成」の時から29年もたってしまったか。

小泉首相が起こした小泉旋風から17年。毎年感じることは「光陰矢の如し」。

そんな中思い出した言葉が「熱狂」。名編集者見城徹氏は「熱狂のないところに創造はない。」といい「たった一人の熱狂が大きな渦となり人々を巻き込んでいき」林真理子さんのようなベストセラー作家が生まれるという。この「たった一人の熱狂」こそ林真理子さんが文章に熱狂する姿らしいが。

流行作家も政治家も同じこと。有権者を熱狂させなければ、投票所に足を運び、投票用紙に自分の名前を書いてもらうことはできない。そのためには「自分を磨く」ことに尽きる。人間的魅力は一朝一夕では醸成できない。仕事であったり、生き様であったり、多くの先輩からの叱咤激励であったり、さまざまな蓄積が「人間的魅力」を創っていく。

川越市は1月、4年に一度の市長選挙が行われる。また議員辞職に伴う36名の市議会議員の欠員を補うための補欠選挙も行われる。賢い有権者にならなければならない新年だ。




感謝で新年を迎えます

読者の皆様。一年間お世話になりました。アップ数にばらつきがあることが反省点です。

多くの市民のみなさんから情報をいただき取材することができました。

レインボーネットの強みは「皆さまからの情報提供」です。泉のように湧き出る「情報」はサイトの厚みとなります。感謝、感謝でございます。

記事としてなっていないものもありますが、情報サイトらしく、何らかの形でお伝えしていくつもりです。

これからも川越、埼玉県西部、埼玉県、首都圏に目を配って情報をお伝えしていきます。

 

皆さまよいお年を。

伊勢谷珠子




継続こそ力 蓮馨寺落語会が10周年

今年蓮馨寺落語会が10周年を迎えた。昭和の街というネーミングのもと蓮けい寺界隈は一番街と違ったレトロな雰囲気を醸し出している。

リーズナブルでおいしいお店も多い。中でも「やきとり もとはし」は今年度都市景観表彰を受けた。珍しいお酒やウイスキー、手の込んだやきとりが楽しめる。大黒屋食堂は展示スペースがあり、写真、焼き物、書などの発表の場としても人気だ。

さて、蓮馨寺。住職は粂原恒久氏。小江戸川越観光協会会長をつとめたり、大学の教壇にも立つ。毎月18日の川越きものの日にも講堂を開放しているが、落語会が10年という長い間継続できたのも粂原住職の懐の深さあってこそ。

落語は一つの文化であり、江戸文化を代表するもの。10年の節目を迎えた落語会。老若男女が集う本来の寺の姿を具現化する象徴的行事として今後の継続が楽しみだ。




まだまだチャンスあり 市立博物館など無料公開 川越

「川越氷川祭の山車行事」がユネスコ無形文化財登録決定を祝し、17日には幸町、志多町、宮下町、野田五町の5台の山車が蔵造りのまちなみを曳行。ユネスコ景気は川越に活力を与えている。

24日までは川越市美術館が無料公開。28日まで川越市立博物館、川越城本丸御殿、旧山崎別邸が無料公開される。

川越まつりの幕引きとともに川越はお正月準備にはいる。しかし、今回の特別曳行は冬場の曳行で、中には風邪をひいてしまった曳き手もいる。10月中旬と12月中旬では底冷えが違う。しかし、粋な曳き手は寒さにも耐えて祭装束を整えたのだ。粋とは風邪も肺炎もおそれてはならないのだ。




池波レシピ 江戸の味が小江戸で再現 料亭福登美

池波正太郎というと鬼平犯科帳が思い浮かぶ。東北道上り、羽生PAでは鬼平の香りを体感でき、多くの人で混雑を極める。池波正太郎文学は粋な男を具現化しているのも特長の一つ。

30年以上前、粋な男を追求する人に出会い、まずは池波正太郎が愛した店を食べ歩いていると聞いた。友人と数件行ってみたが、街角のひっそりしたお店に極上の味があり、池波さんってすごいなと思ったものだ。

今回川越の料亭福登美で「五鉄の会」が開催された。川越の夜の文化を粋に彩る男性たちが立ち上げたもの。「五鉄」は鬼平犯科帳に登場する軍鶏鍋屋。そこの主人が軍鶏鍋の具材をもって歩くシーンはおなじみでもある。当日は五鉄の主人 大映出身の映画スター藤巻潤さんも参加。寒い日なのに素足で着流し、鬼平ドラマを再現する、プロ根性を見せた。藤巻さんも粋だし、五鉄の会で料理を再現するのも粋だ。

江戸食文化が次々とテーブルにならぶ。福登美調理場の工夫と苦労の味でもある。吉原の花魁が泊まった旦那に翌朝、出したといわれる浦里(花魁の名にちなんで)、からタレが命の奴、もちろん油のフタができる軍鶏鍋は絶品で池波さんの言い回し、「ちょいと、その、うまいものなのである」が聞こえた気がした。

隣にいた女性が嬌声をあげたのが「トマトおでん」。日本酒にもワインにも合いそうな一品だ。

川越では「五鉄の会」をやらないと新年をむかえられないという文化にしたいという声もきこえ、着物で軍鶏鍋を囲む小江戸の師走の風物詩、となる日も遠くない。

写真は軍鶏鍋、左下が浦里。

 




行列のできる整形外科がさらに進化 鶴ヶ島 はんだ整形外科

行列のできる整形外科として人気のはんだ整形外科がこのたび新病院をオープンした。

平成15年に開業以来13年間鶴ヶ島新町で繁盛していた。しかし、もっと患者様によりよい治療をという飯田雅文院長の思いから至近距離に土地を取得した。リハビリ機械、レントゲン機械の充実も目指した。

飯田雅文院長の奥様は坂戸市議会議員として活躍飯田恵さん。お二人の間には4人のお子様。長男は現在薬学部に在籍中。次男和章さんはすでに医師の道を歩んでいる。三男は会社員であるが将来は民間企業で培ったノウハウを病院のために活用できる日が来るであろう。四人目長女は来春大学を卒業、入間基地ミス航空祭に輝いたほどの才色兼備の大和なでしこ。

家族のチームワーク力と幸せ感が飯田院長の治療を支えている。飯田院長の人生の充足感が地域の皆さまへ信頼の治療の提供となる。「因果俱時」という言葉がある。「未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ」何かの原因があって何かの結果がある。美しい木々が患者様を迎え入れるエントランスを見て、なんとなく仏教の教えを思い出した。

伊勢谷 珠子




カレンダー考

今年も残りわずか。季節の移り変わりが「激変」となった今、10月から12月までの期間が特に早く感じる。派手な宣伝から本当のワイン好きが楽しむ「ボジョレーワイン」解禁からクリスマスまでの期間も速い。

個人的な恒例行事。ボジョレー解禁とともに足を運ぶ場所が銀座伊東屋。いろいろ店を変えてみたがやはり「伊東屋」。銀座松屋でヨーロッパブランドの机に置くタイプの手帳の翌年のレフィル買ってから「伊東屋」。持ち歩くシステム手帳の来年分を見て、家計簿買って、そして「カレンダー売り場」へ。「月のうつろいのムーンカレンダー」は母が商売のツキが落ちないようにすすめてくれた。あとは猫シリーズを選ぶ。

しかし、今年はそのカレンダー類を大きく上回るオリジナルカレンダーに魅了されたのだ。友人の会社が会社PRのため、販売促進品として作ったカレンダー。山岳写真家・白籏史朗氏に指導をうけた舩津的美氏が世界各地で撮影した山の写真が一か月ごとに愉しめる形になっている。オリジナルカレンダー制作したマイスターコーポレーションの笠間益伸氏は「物語は完結が必要。舩津氏が山岳写真家から学び、世界の山の美しい一瞬をフィルムに収めた。撮影できない日もあり、滞在は長期にわたるときもあったと聞いている。そしてその作品を皆さんに見てもらってはじめて舩津氏の「山」との向き合いが完結するのではないか。」

舩津氏の山に対する愛着と完成度の高い写真をとるための「挑む心」は作品からひしひしと伝わってくる。またその作品群に着目し、カレンダーという形で作品に陽の光をあてた笠間氏の感性は年末を迎えるにあたって今年の美しいエピソードの一つだ。

舩津的美氏、川越藩の御用絵師舩津蘭山氏の末裔。一番街で蘭山美術館を運営。脈々と流れる創作への意欲を持つ血統。さすがだ。

 




有森の涙

「自分で自分を褒めてあげたい」という名言を残した女子マラソンのメダリスト有森裕子さんがマイクをもって、大きな瞳から涙をこぼしていた。「東京五輪誘致に成功したのに、スポーツのイメージが下がっている。悲しい。」と。

一連の小池都政スタートからの「ボート場」騒動を受けてだ。あの長沼の人たちは今何を思っているのだろう。小池知事の「復興五輪」に定義と長沼ボート場視察。今マスコミは騒いでいない。「海の森」への方向性が出てきたからか。「横浜アリーナ」活用についてはあっけなく横浜市長からのNGで消えた。

今小池知事は自分の「塾」と都議会公明党が自民党と離れたことを武器にマスコミの露出を高めている。

当初から小池知事の「戦法」と感じていたが、「マスコミ受けのいいことをタイミングよく広報する。」小池知事の広報戦略を抜群だ。しかし、それだけでいいのだろうか?まつりごとを進めていくには「真実味」のある着実な手腕が必要ではないか。

アスリートファーストを標ぼうするのだったら、有森が涙を流さない方法を考えるべき。豊洲の問題も同じことだ。働く市場の人の気持ち、築地の老朽化を考えて都民の命、安全、安心を考えるならば「よりよい方向」をきちんと示すべき。

東北には雪がふり、長沼そばの伊豆沼には白鳥が飛来し、根雪が溶けるまで東北人は辛抱強く春を待つ。毎年毎年自然をうけとめ、自分が今できるのは何か?できる何かを考える、草木が芽吹くのを待つ北国の人。小池知事は今後騒がせた長沼の人たちに、どう対処するのか、興味深い。

伊勢谷 珠子

 




今月のパン 進化するメロンパン 

毎月12日はパンの日。今月はクレアモールで見つけた「メロンパン」。「メロンパン」50年近く前とくらべて、バリエーションが豊富になった。友人の一人は「メロンパンフェチ」で、どこにでも、おいしい「メロンパン」あれば飛んでゆく。納得しないととても憤慨している。「たかが」「されど」なのだそうだ。

焼きたて、キッチンカーでの販売が結構人気の時代もあった。。。

今回の「メロンパン」。「生クリームがたっぷりサンドされたもの」「アイスがサンドされた立派なデザート」など女の子がとびつくもの。場所はクレアモールを蔵里方面に進み、らーめん・頑者の行列を左手見過ごした左側。