黒い雨・やまぶき会館で平和を考えた

npo法人peaceやまぶき(松尾美保子代表)主催による「黒い雨・八月広島にて矢須子」・奈良岡朋子さん出演の舞台は多くの観客に包まれ盛況だった。

朗読劇であったが、名ナレーターとしての奈良岡さんの底力で、感動が感動をよんだ。

「暑い夏は平和を願う私達にとって大切な季節。1945年8月大切な命を失った数知れない方々の犠牲によって私たちは生かされている」と主催者 npo法人peaceやまぶき 代表松尾美保子さん。

「一人で朗読という難しい環境。しかしテレビや新聞で見たり読んだりした場面よりも大きく臨場感が膨らみその家族の一員であるかのように心身に強く語りかけてきた。心に大きく響き、戦争は人間の一番大切なものをそぎ取っていく。どの時代にあっても人間は人間らしい生活がいかに大切なものか!奈良岡さんの朗読で改めて感じた」という感想は新富町の齊藤さん。

きのこ雲、その場で命を奪う閃光だけではなく、死の灰は黒い雨となって、生存者のカラダを蝕む。原爆投下された地には残留物が底知れず、牙をむく。なんてことだ。

世界で唯一の被爆国日本の存在意味を、考えていかなければならない。

 

 

 

 




連続不審火 9日午前二時頃から 広谷新町などで 

9日午前二時ころから三時くらいまでの間に、川越市広谷新町、下広谷の住宅敷地内で不審火が複数発生。

自転車や自転車カバーなどが燃やされている。

屋外には燃えやすいものをおかない、防犯カメラを設置するなど自衛もたいせつ。

放火は凶悪犯罪。地域での見守りも強化したい。

 




ひったくり犯検挙!

 

川越市内で発生していたひったくり被害。18歳の専門学校生や無職の3人の男を5日6日と逮捕した。

ひったくりは暑くでボーとしながら歩いているとき、携帯に気をとられてたり、イヤホンで音楽に夢中になったりして道路を通行しているときなど、隙を狙って犯行が行われがち。。

猛暑日つづき、注意散漫にならないように。




都民の審判

衝撃的な自民党大敗という報道がされたが、どうだろう。

周囲の自民党支持者もここ半年、「ちょっとおかしい」と言い始めていたから実は「然るべき結果」かもしれない。

森友問題、加計問題、金田大臣の挙動と発言、そして「共謀罪成立」などふつふつと安倍政権迷走をなんとなく始動させていたが、とにかくあの豊田氏の「音声」。都議選告示直前に何度も何度も繰り返されては都議候補もたまらない。そして、稲田大臣の失言、麻生副総理の「女性発言」、下村都連会長の疑惑、二階幹事長のマスコミ批判、都議選最終日の安倍総理の街頭演説。マスコミのネガテイブキャンペーンに乗ってしまう?キャンペーンをあおってしまう事実が多すぎた。

「自分は一生懸命やっていたし、支援者も一生懸命だったけど、逆風というより、票がごっそりざるから抜け落ちていく、また、砂の城が崩れる感じ」というのは惜敗した自民党前都議。

「ああいう女性国会議員を抱える自民党には入れない」というのはずっと自民党支持者だった都内の女性。「地元の都議が悪いのではない、あまりに安倍政権がおごっているから、大臣も国会議員も感覚が鈍くなる。小池知事がいい。新しい議会がいい。なんて思ってないけど、非自民で投票という空気があった」というのは自民支持者の男性。

豊田氏の離党はなんの効果もなかった。さらに細田元幹事長の「豊田氏もいろいろあったのでしょう。本人入院していますし」という擁護発言もよくなかった。人間性を疑う品性下劣な発言に危機感をもたないことが末期的だった。

しかし、戦いは終わった。都民ファーストは政治経験者は元自民、元民進。ほかは専門職経験者とはいえ、すべて政治は未知数。イデオロギーの違いのあるものと新人の集団で都政が運営されていく。小池知事は築地豊洲オリンピックと実はすっきりしていない。古い議会を新しく。それを都民が選んだのだから仕方ないが、小池知事の手腕、お手並み拝見といったところだ。

都議選の結果は日本新党から非自民政権を生み出し、自民党に政権が戻るも、都議選後、民主党政権を生み出してきた。民主党政権で味わった危機感から「日本を取り戻す」安倍政権誕生、「安倍さんがいいね!」という国民の支持を得て、安倍一強になり、現在がある。来年12月には衆議院も任期満了、つづいて2019年埼玉県議選、統一地方選の市議選、町議選。

小池新党に秋波を送る人々がごそごそ動きだしているらしいが、「市民のために」「県民のために」「国民のために」考え、行動する「選良」を選ばなければならない。当選するためだけに政党を変えるココロの持ち主には疑問をもつべきではないか。

 




高齢化社会を考える

人生100年時代の到来。高齢者のくくりも難しい。定年60歳で、区切りなのか、65歳?70歳?75歳??サミュエル・ウルマンは「年齢は心のありよう、一生青春」と詠んだ。75歳以下の人を高齢者とは言えないというのが大方の見方かもしれない。

川越シャトルバスの高齢者の無料パス。現行の80歳以上から90歳以上にひきあげられるという。元気な高齢者が増加しているのは確かだが。無料パスの年齢の引き上げはちょっと世間とかい離してはいないか?

鋭い視点の市民は言う。「そもそもシャトルは何のために運行を始めたのかを考えると大きな疑問だ。川越市市内循環バス検討委員会の答申を受けての決定事項であることは市のホームページをみても決定の経過を読むことはできるが・・・委員会の協議の方向性が当初の目的から微妙にずれてはいないか?高齢者が起こす運転操作ミスによる大きな事故は後を絶たない。よって、運転免許証の返納が推奨されている現実もあるが。市の答申は90歳までは無料ではなくなる。それじゃますます返納しにくいし、家にひきこもるしかなないという選択肢は哀しすぎる」。

また最近90歳を超える男性に追突された人は「信号待ちだったのでムチウチをはじめ背中や腰の捻挫で苦しんだ。事故の直後そのおじいちゃんは警察で車乗れないと困るよ、杖がわりなんだからと言ったのには驚いた。運転は年齢制限しないと」。

世間の動向を見据え、シャトルバスの運行、無料パスの範囲など利用者の意見を十二分に聴くべきではないか?

 




「英語でニッポンを語ろう!コンテストin川越 は充実

「英語の通じる街」実行委員会主催「第二回英語でニッポンを語ろうコンテストは10日行われた。

ジュニア部門には小学生をプラス。八名が参加。すでに川越市は国際観光都市へと進化をとげているなか、英語によるおもてなしのニーズが高まっていることから商店街や接客・サービス業の人々を対象とした「商業・サービス部門」を新設。この部門には5名が、一般の部では8名が参加となった。

昨年より一段とレベルアップしたコンテスト。海外からのお客様(インバウンド)との絆を深めるには、コミュニケーション力を高めることから。英語の通じる街は心の通じる街と主催者側の目標は粋である。




小池旋風は?自民逆風の中で。都議選週末投開票

都議選は今週末投開票だ。直前に豊田真由子衆議院議員の暴言暴行からの離党。

選挙期間中も麻生副総理の豊田問題にからめた「女性を軽んじる風」な発言。そして安倍総理の獣医学部を増設する云々、稲田防衛大臣の「自衛隊」を選挙戦略にするかのような発言。本当にまじめに誠実に都政を推進してきた自民都議なのに、この逆風がおさまらずかわいそうに、という有権者も多いのではないか。

昨日は小池氏が久米川駅で街頭演説。公明党候補の応援だった。公明党支持者の熱気のなかで小池氏は「公明党との連携でスピード感がある改革が進められる」と強調した。

街で都民ファーストの政党ポスターを見たが、「選挙の9日間は頭をさげ、あとはふんぞりかえる」などという辛辣な文字が躍っていた。驚いたのは同じポスターにある細かい字は英文だった。英文で訴えることに心底違和感を感じた。ここは日本だ。しかも簡単な文章ではない。かつて、田中角栄氏の名物秘書早坂茂三氏の講演を聞いた。早坂氏は「中学生にわかるように自分の主張はしないと人の心は動かない」と言い切った。有権者は18歳から100歳がらみまで、英語を理解する人しない人も含まれる。都民のための都政が行われないことは明らかではないか。

豊田真由子代議士について昨日、暴言を吐いたのは「高速道路を逆行しようとしたから」などという擁護発言が細田元幹事長からあった。それも空疎な言い訳ではないか。危険運転には違いないが、逆行したわけでもなく、しかも、あんなに暴言を吐き続けることは異常でビョーキだ。また最近、盗撮と児童買春で若い市議が逮捕されたり、事情聴取をうけた。国も地方も議員が「公人」としての矜持の欠落しているからか。

「とにかく人柄が抜群でまじめ。だから人が寄ってくる」という応援演説を聞いたことをこのごろよく思い出す。恰好いいこと、若いこと、英語を使うこと、学歴、職歴がきらびやかなこと、それは関係ないのだ。さて、都議選の結果はいかに。

 

 




埼玉県民 朝霞志木新座和光の4市民もがっかり 豊田真由子代議士問題 

埼玉県第四区(朝霞志木新座和光)選出の豊田真由子衆議院議員の音声が一日中マスコミで流された。おそらく今日もその報道は止まらないだろう。

昨日の朝テレビから流れたその声、内容、言葉、どれをとっても情けなかった。

埼玉県も自民党も、国民も県民もどれだけ驚き、失望したか。

女性の視点からいっても、母親の視点からいっても唖然呆然だ。

自民党に離党届を提出したというが、それではすまない。

怒鳴る、殴る、暴言だけでもひどい話だが、被害にあった元秘書のお嬢さんをたとえ話にしろ怖い目に合わせる想定話には身の毛もよだつ。

文部科学大臣政務官という役職についていたというから、なんてことだ。人間勉強だけではない。情操教育の欠落こそが、さまざまなひずみを生む。

女子御三家という桜陰中学、高校出身。この最優秀の学校に今通学させている親御さんはたまらないだろう。東大、ハーバード大もたまらない。

豊田家のこどもたちのことも頭によぎる。いずれにしても品性下劣な大事件だ。




川越市議会は正常化に 

15日、16日、19日と三日間空転していた川越市議会は正常化となり、今日から一般質問が再開。

文化財保護に共謀罪を持ち出した市議の発言をめぐって空転していた川越市議会。

自民党市議団以外の全会派から「自民党川越市議団に猛省を求める決議」が提出され可決をうけて正常化となったが。安倍一強のひずみが川越にも及んでいるのか?政治家の発言は重く、議場での発言、一般質問での発言は重大だ。

閉会された国会で、安倍総理が閣僚席から野次った姿を見て、おそらく自民党支持者ですら、がっかりしたに違いない。委員長が「閣僚席からの発言は控えてください」と注意もあった。

政党は国を動かす時なくてはならないが、地方レベルではどうだろう。もちろん党籍の有無がどうのではない。市議会では「まちづくり」優先。この決議を出すことのない方策はなかったのだろうか?なんとかならなかったのだろうか?自民党市議団も「反対討論」もしなかった。強烈な自民党支持者はいう。「しっかりしてほしいよ。国でのガタガタぶりでがっかりしていたのに。川越まで自信のない自民党とは!なんとしても信頼回復だな」と。別の自民党支持者は「テロ等準備罪(共謀罪)を持ち出した市議、いいんじゃない。だってこんなに世界がテロの被害にあって。だからこそ、こういう決議には自民党しっかり反論はしないと」。無党派の人は「議論がしっかりされなくて成立した共謀罪。一般質問での発言は不用意なのでは?」川越市民から今回のことは注目度が高い。

「もり・かけ」問題で後味の悪い処理をした安倍政権。安倍総理の顔からも清々しさが消えている。都議選を控え、まじめな活動をしている自民都議にはとんだ逆風。

2018年12月には衆議院任期満了、続いて埼玉県議会議員選挙、川越市議会議員選挙。国民、県民、市民のための政治がつつがなく進められるよう、議員さんには奮起してほしいものだ。




黒い雨 奈良岡朋子で 7月6日川越

井伏鱒二の「黒い雨」。スポーツに明け暮れ、受験を控えた17歳の夏読んだ。原爆に関するものは初めてではなかったが、甲子園球児の黙とうのシーンとともに「黒い雨」はその夏、胸にずしんとくるものがあった。

その「黒い雨」が名女優奈良岡朋子さんによって川越で上演される。

ー八月広島にて、矢須子ー「黒い雨」

日時7月6日(木)13時半開場 14時開演

場所 川越市やまぶき会館

制作 劇団民藝

後援 川越市

指定席 4000円 自由席 3000円

詳しくは NPO法人 peace やまぶき (月ー金 10時から15時)049-265-4631

ファックス 049-265-4635

川越市やまぶき会館 049-222-4678