川越ブランドの醤油をおにぎりで

所用で秋田県に。両脇雪で囲まれた秋田道を進むと見慣れたトラック。
埼玉で元気な企業の一つ、アサヒロジステイックのトラック。
関東圏を制覇、北上し、シェアを広げ、秋田県に営業所を構えたということを目の当たりにした。

しばらく走ると視界に雄大な秋田富士。雪化粧の鳥海山。
この麓で川越工業の生徒がエボルタ電車を走らせギネス達成したのは先月のこと。今、その生徒たちの勇姿はエボルタ電池のCMでオンエア。

埼玉から離れても、地元の活躍を回想できることはうれしい。

さらに、車には川越市内で購入したLAWSON焼きおにぎり。

創業250有余年の川越松本醤油。その建てられた蔵のなかで、日本古来の天然醸造でできあがった初雁もろみ。このもろみを木桶に二年間自然のまま発酵させ出来上がった、ぜいたくな手作り醤油がはつかり醤油。
LAWSON焼きおにぎりは、はつかり醤油の味付けだ。

おにぎりパックを開けた時に、はつかり醤油の食欲をそそる匂いが。
まずは、一口ぱくり。ほんのりした甘さと香ばしさが口いっぱい広がる。醤油が染み込んだもち米も期待を裏切らないモチモチした食感。おにぎり噛み締めた喉ごしにも鼻に抜ける醤油の香りがさらにあとを引くおいしさだ。
川越ブランドここにあり。ぜひ、お試しあれ。

新井敬子




朝霞・上尾市議選・悲喜こもごも

2015年冬の陣。朝霞・上尾市議会議員選挙が終わった。

上尾市は36・80%という過去最低の投票率。現職22名新人6名元職2名の内訳。トップ当選は日本共産党だ。川越市議会も日本共産党だった。定数30のところ33名立候補。川越市議会は定数36議席のところ47名立候補(新人候補の数は11名)であったため、何がなんだか、ぼやけてよくわからないという声を聞いた。上尾市の場合は少数激戦、選ぶ側にとってはわかりやすかったかも知れない。埼玉10区選出衆議院議員山口たいめい事務所で秘書として汗を流した新道龍一氏33才も初陣を飾った。

朝霞市は34・09%というやはり過去最低の投票率だった。現職18名新人5名元職1名の内訳。トップ当選は公明党。上位10議席の中5名が公明党という圧倒的な強さをみせた。定数24議席のところ28名立候補。最終の議席はなんと1票差だ。すべりこんだ人、おしくも議席を逃した人、なんともいえない心中だろう。前回トップ当選だった松下市議は勢いをなくした。松下市議はみんなの党解党から継承政党日本を元気にする会からの出馬。前回より1456票の下落だった。二期目の選挙は大変というのも選挙の常套句であるが、政党に翻弄された感も否めない。そして、「NHKから国民を守る党」というNHKを詐欺集団と言い放つ新人大橋候補は1278票獲得して市議会議員になった。この動きは来年行われる新座市議会議員選挙にもあるらしく・・・・・。まちづくりとNHKという構図に違和感を覚える。

とどまることをしらない低投票率。この対策もどうすれば改善されるのか。。政治の原点は「市民生活を守る」。この原点を多くの市民に知ってもらうことからなのか。二つの市議選であらためて「まちづくり」を考えた。

三潟 正義




リオ五輪に大きく前進 柔道羽賀選手 川越笹田道場で基礎を学ぶ

リオデジャネイロオリンピックまで1年。各種目でオリンピックへの切符をめざし、選手たちが熱い戦いを繰り広げている。柔道・グランドスラム東京大会は6日最終日を迎えた。

男子100キロ級決勝で初優勝を飾った「羽賀龍之介」選手。名門東海大学から現在は旭化成。羽賀選手は幼稚園から小学校三年生まで、川越・笹田道場(笹田裕道場主)で柔道の基本を学んだ。笹田道場なくして、羽賀選手の現在はないと言っても過言ではない。(古来より三つ子の魂百までと言い伝えられている)

父親の転勤に伴い、横浜に転居。少年柔道では日本一である「朝飛道場」でますます頭角をあらわし、全国的な選手に育った。東海大相模高校、東海大学では個人も団体も優勝。今年世界選手権で初優勝。日本の羽賀から世界の羽賀へ大きく前進した。

両親、京都から来たおじいさんとともにアリーナ席で張りのある声で声援を送った,羽賀選手の原点でもある笹田裕先生は「大変期待されていたが、ケガで低迷した時期もあった羽賀選手。今年に入ってこの大会を含め国際試合に4試合連続で優勝できた。来年のリオ五輪に照準をあわせてメダル獲得をめざしてほしい。」と語った。写真は笹田先生提供。

伊勢谷 珠子

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大人の技

歌手谷村新司さんが言っていた。

「怒ることって何も生み出さない」「笑っていればいいことが起こりそう」。けだし名言。

夫婦も友人同士も、会社の人間関係も(もちろん怒ることと指導は違う)。

最近の若者は・・・・・こういういい方は太古の昔からあるそうだが。飲食店はこの年末年始が勝負時。飲食店を経営するY女史が「雇用したはいいけどいきなり無断欠勤ってどう思いますか」と美しい柳眉をあげて怒っていた。もう一人の食料品店S氏も「面接アポとっても連絡すらない」と口をとがらせていた。最近の若者はコミュニケーション力が足らないのか、常識というものをわきまえていない気がする。こういう時に、谷村さんの言葉を思い出し「怒る」のではなく、「いざ働きだしてドタキャンの素質を出されてはたまらない。早くわかってよかった」とかわすのが大人の技か?

「笑っていればいいこと起こりそう」。笑顔は人を幸せにする。確か関口勇市議会議長のキャッチフレーズは「笑顔が笑顔を呼ぶ」だった。政治に携わる人はやはり「笑顔が一番。」ある選挙に臨む新人候補に先輩格の議員が「とにかく困った時は歯をみせちゃう。そうすれば相手は嫌な気がしない」と指導していた。谷村語録、べースは一緒なのだ。

さて休会中の川越市議会。今週9日には再開。これは別次元の「大人の技」が必要だ。

市の事業は市民から預かる大切な税金を使って執行されていく。市長をはじめ、行政の執行部は市民にわかりやすく、明確に「説明責任」を果たしていかなくてはならない。そして議会、議員側はチェック機能を果たすべく「適正かどうか」を審議するという役割がある。川越市がまちがった方向にいかないように舵を市長、市議会が力を合わせて進むことが市民の幸せにつながる。市長与党といわれる議員、市長野党といわれる議員それぞれに思惑があるのは当然ではあるが、市議会を「不毛地帯」にしてはならない。市議会は市民から選ばれた「選良」のグラウンド。「大人の技」で円滑な議会運営をすすめてほしい。

三潟正義




モネ展 13日まで 東京都美術館

光と影と色彩と優しさと 印象派の巨匠クロードモネ。「モネ展」は大盛況のうちにあと1週間となった。

11月3日の読売新聞に歌手「松任谷由実」さんがモネの魅力を語っている。「モネを見ると必ず泣けてくる」と。感受性がそこまで強くなく、ユーミンのように芸術性に研ぎ澄まされていないのでその域に達することはできないが、「ほんわかした気分」「素敵だな」という胸がざわざわする気持ち、「モネ」から味わうことができる。

さらにユーミンは「モネの睡蓮には日本人の清廉でストイックな感性があって、水面が空にも見えてくる。恐るべき集中力でものを観察し、理解している。(中略)音楽は時間をデザインするけれど、モネは絵でそれができた」と続けた。あっ!こういうことが日本人の琴線にふれるモネの魅力か・・・と再認識した。

さて、さいたま市の埼玉県立近代美術館。ここは建築家黒川紀章デザインの建物と館内には椅子が点在、またおいしいイタリアンが食べられるレストランも。そして、特筆すべきはクロードモネ18才の作品「ルエルの眺め」も常設展示されていることだ。「モネ展」の余韻を楽しめるということだ。

年末の気ぜわしい毎日。美意識だけは忘れずにいたいものだ。

菅原 擁子




川越市議会・議案質疑で空転

先月27日にスタートを切った川越市議会12月定例議会。新給食センター案件について、議案質疑の段階で議会がとまり、議会再開は9日になった。

この給食センター建設についてはPFI方式をとりいれるもので、(PFIとはプライベート・ファイナンス・イニシアテイブの略で公共施設の建設、維持管理を民間のもつ経営ノウハウを活用し、リーズナブルで良質な公共サービスをすすめるという新しい手法)、注目をあびている。

新給食センター関連予算も150億円というもので、大事業だ。また改選まで13カ月となった市長選をにらんで、川合市長としては実績の一つにしたい事業でもある。しかしながら、まだまだ議案質疑の段階であるわけだから、市長も執行部も丁寧に慎重にすすめなくてはならない。

来年の市長選挙に民主党が対抗馬を擁立??という話、まだまだ生きている。地元だけではなく、市内全域を元国会議員が歩く・・・・。選挙1年前、ゴソゴソと動けば何かと話題になることは必至。そういう時期に議会空転。会期延長も?空転目立つ川越市議会の鎖は断ち切れていなかった。円滑な議会運営で市民生活の向上をめざす、これこそ原点。四月の市議会議員選挙から3回目の定例議会。またしても・・・という思いが強い。市民のための市議会、市役所は市民の役に立つ所、この原点追求のため、議員各位の奮闘を祈りつつ、市議会を注目していきたい。

氷川 まこと




癒された埼玉医大医療センターのひとこま

持病の定期診療で埼玉医大医療センターに。夕暮れとともに中島みゆきの「糸」が聞こえてきた。

医大もデパートと同じように診療終了を告げる音楽を鳴らすようになったのか?と思いながら会計窓口へ足を運ぶ。するとその音はどんどん大きくなり、???ピアノの演奏?

埼玉医大医療センターには処方箋受け取り窓口の近くに大きなピアノが鎮座している。その日はそのピアノに2名の女性が座り演奏をしていたのだ。なんと一人はオペ着。ドクターなのか。女医でピアノも弾けていいな!患者のために「ピアノ演奏」という演出をする埼玉医大っていいな!と率直な感想。

21世紀に入って15年・・・さまざまな場面で「時代が変わった」とよくも悪くも感じることがある。特に医療の現場では患者側が強くなっていることも無きにしもあらず。セカンドオピニオンという制度が定着したせいもあるかもしれない。「健康こそ宝」と常々思っているものからすると、医師は神様で、「生かされている」船の航路の船長である。かじ取りを失敗されては、病気に屈してしまい身動きがとれなくなってしまう。長年お世話になっている埼玉医大のドクターは時流に乗って、患者を大切に共に闘うという姿勢を貫いている。3つの科を受診したが、どのドクターからも偏った対応をされたことがない。美しいピアノの旋律を聴きながら、今まで受けたご恩を再認識した。

浅間潤子




川越駅とその周辺、今と昔 写真展は7日まで アトレ7階特設会場

川越駅アトレ開業25周年。早いものだ。川越駅西口リニューアルでお洒落なデッキで素敵な空間となったが川越駅の歴史を観る写真展がアトレ7階で開催されている。

監修、撮影をてがけたのは、ロイター通信で腕を磨いた写真家須賀昭夫さん。

「川越駅東口がこじまりとしていたあの頃。通勤通学で何気ない日常の居場所の一つだった川越駅。バブル時代真っ盛り、自分も金融会社のOLとして不可能なものはないと寒い日でもピンヒールにフォックスのコート、爪は伸ばして真っ赤なエナメル、そして髪の毛は前髪のばしたロングヘア(ワンレングス)。もちろんコートの下はボデイコンシャスのミニワンピース。付き合ってた彼は不動産関係者。あの東口駅前でクリスマスイブの日、真っ赤なバラの花束持って立っていた。(当時、六本木でも赤坂でもやたらと花束を抱えた男性がいた)。なんてことを回想しちゃうわね」と写真展で語ってくれたのは、川越生まれ育ちの50代女性。現在はお嬢さんの良縁待ちというママ。

今のように簡単にシャッターが切れる時代ではなかったから写真の重みもある。川越駅周辺の写真30点。当時を懐かしみ、今の自分を見直すチャンスになるかも。

浅間 潤子

 




人も車も自動車も 安心安全埼玉県 冬の交通事故防止運動14日まで

ことしも残り一ヶ月。冬の交通事故防止運動もはじまった。今年のスローガンは「人も車も自動車も 安心安全埼玉県」。

西入間署管内坂戸市役所前でも出発式が行われた。坂戸市交通安全母の会(斉藤恵子会長)の活動は県下でも有数だ。この日も街頭で交通安全をよびかけるキャンペーンを実施したが、このPRグッズは母の会のお母さん方が一ヶ月で8000個作成。この活動は40年を継続していることに母の愛と、役員のみなさんの固い意思、結束力が感じられる。

田邉憲一署長が「コーヒーミルクケースを利用した危険防止(帽子)、事故ご用心(楊枝)、匂い袋の3点セット。おかあさんの想いがこもっている。お母さんが石鹸を丁寧に削って作った匂い袋。この香りとともに、私、西入間署長の交通安全を願う気持ちも乗せてほしい」と温かいメッセージを述べた。また金子圭典西入間地区交通安全協会会長が「坂戸市は交通事故対策議員連盟が発足している。市議会、行政、民間この官民一体の交通安全に対する意識があることが素晴らしい」と挨拶した。

歩行者も自転車もそして車のドライバーも「ゆずりあう」「相手を思いやる」この気持ちがあれば事故は防げるし、万一の時も大事故にならずにすむ。せわしない年の瀬だからこそ、心にゆとりをもって交通事故のない埼玉県を県民一人一人の意識から構築していきたいものだ。

伊勢谷 珠子

 




暑くないですか?私だけ?

急速に近づく冬の足音。しかし、この時期困るのが暖房の効きすぎ。

昨日乗った特急も暑かった。隣の男性は半そでポロシャツだった。次に乗った新幹線。暑い暑い。夏炉冬扇という言葉がある。季節にあっていないものらしいが、今は冬でもお扇子を開く女性が多いとか。。まさに昨日の新幹線も暑かった。おかげで席を立ち、デッキで駅に近づくのを待った。冬の月がキレイで、これもアリかと思った。

そして、今日の珈琲ショップ。またまた暑い。ここはテラス席があるので迷わずそこを選んだ。すると、オーナーがやってきて「寒くないですか」とにこやかに心配してくれた。「暑くないですか?」と問うと、「伊勢谷さんお年頃ですね、人生の切り替え時、更年期にさしかかりましたか?」との返事。

明日もいろんな人に聞いてみよう?電車、デパートの店内、「暑くないですか?」