樹齢500年の桜に会う 飯能

飯能下川崎交差点を407号に向かって進むと左手にその木はある。

道祖神を守るように巨木はパワーを放つ。天を貫くかのような枝、幹は幾星霜の歴史を物語る強さ、相反する形で、枝にやさしく花が咲く。

管理者は狭山市入曽駅近くで花店を経営する小久保富夫さん。この桜が鎮座する庭は無料開放され、全国から観桜客が訪れるそうだ。

小久保富夫さんは歌の名手であり、カーネギーホールの舞台に立ったことも。歌声と心配りで聴衆を魅了したベースが本業の花卉栽培、緑化事業にも活きている。しだれ桜のほか、クリスマスローズが今妖艶に庭に咲き乱れる。ゆり、ぼたんはこれから。

小久保さんが丹精こめた「さくらの盆栽」は料亭・川越いも膳に。

園芸を愛し「花を愛する人に悪人はいない」と口癖だった大隈重信先生と小久保さんがオーバーラップした。

伊勢谷珠子




自民党組織運動本部長って?

坂戸鶴ヶ島をはじめとする埼玉10区選出の山口たいめい氏。自民党立党60周年の記念式典。安倍総裁の右後ろに山口氏。名実ともに自民党の要だ。自民党の金庫版経理局長から財務委員長へ。昨年からは「組織運動本部長」に就任した。その「組織運動本部長」の役割って何か。気になるので調べてみた。

 

団体総局は同じ職種の専門家、同じ目的を持った人々が集まったあらゆる分野にわたる団体との交流。たとえば農林水産、商工、中小企業、環境、NPO,NGOという分野ごとの団体と向き合うこと。専門的な意見を広く集める部局。

地方組織・議員総局。地方組織である都道府県連や地方議員の窓口。、この支部組織を通じて集めた意見を国、県、市町村、議員で協力し政策へ反映させていく。

女性局、青年局。文字通り女性、青年それぞれの視点から政策提言をする。

労政局。働く人々の意見を広く聞いて自民党の政策に理解を求めていく。

遊説局。集会、街頭演説への弁士派遣。自民党の考えを広く訴えていく。

以上の部局から成り立つ組織運動本部。自民党が多くの国民と交流を広げ、選挙を通じて綱領に掲げる理念の実現を目指す、いわば、自民党の政治運動全体の責任者が山口たいめい氏の就任した組織運動本部長だ。山口たいめい氏は当選以来「改革」という大きな旗を振って行動してきた。立党60年の節目、自民党のよき伝統を守りながら、変えるべきは改革し、一人でも多くの国民の意見を政策に反映させることは山口たいめい氏の得意とするところである。民間会社の営業畑を歩き、人心掌握術にたけており、人の考え、悩みを瞬時にくみとれる心がある。国民と向き合う真の国民政党となるべく自民党をリードする。参議院選挙を控えた2016年、山口たいめい氏の力量発揮となりそうだ。

三潟 正義

 




明日も開催 夢灯路・東松山

沼と桜と灯り。なんともベストマッチだ。舞台は東松山。「東松山夢灯路」は今年で12回を数える。このイベントは埼玉県「あしたのまち・くらしづくり活動賞」優秀賞受賞も。

発端は近隣自治会が上沼(男沼)下沼(女沼)の言い伝えを桜の時期に再現。今ではマチをあげてのイベントに進化した。

千五百基の灯路がマチを彩る。一つ一つ手作り感のある灯路。点灯式でも森田光一市長が「この灯路は市民の夢を託している」とスピーチした。

男沼の松山神社から夢小路を通って女沼の弁天様を参拝すると二人の夢、恋の想いが叶うという言い伝え。この夢小路が京都先斗町、祇園花見小路のような風情を見せるのも趣きだ。4月2日3日。点灯は17時から。模擬店営業は15時から。桜は満開。さあ、東松山へ。夢が叶うかも。 写真上が女沼 弁天様。写真下が男沼 写真左奥に松山神社が鎮座する。

 

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情報サイトの存在価値

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こんなことを考え日々更新しています。「これはレインボーの記事にしたらどうか」「こんなイベントがあるから取材したらどうか」「面白いお店をみつけた」などと読者の方からの情報を「ソース」にして今後も進んでいきます。イベント告知も大切。それ以上にその中身も大切。新聞とは違った「読み物」としてご愛読していただくことをお願い申し上げます。また、バナー広告も引き続き募集しています。レインボーネット購読者も増加しています。広告価値は高いかと思います。ぜひ、ご一報ください。

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跡見新座キャンパスへ。桜を見に行きましょう。

本部は文京区茗荷谷。桜の校章をつけた女子学生は跡見学園中学校、高等学校に通う学生たち。

明治八年東京で一番古い女子教育の学校としてスタート。今年で創立140周年。おなじみのクラシカルな紺色ジャンパースカートから制服がリニューアルされるのはちょっと寂しい。校内では「ごきげんよう」がとびかう優美な校風。県内には多くの卒業生が存在。池袋から丸の内線で二つ目、駅からも近い通学環境。歴史、校風、通学環境など人気を支える条件が揃う。

その跡見学園の新座キャンパス。「一度は歩いてみたい国内大学の桜の名所」東日本第一位に輝いた。

校内には189本、野生種6種、栽培種37種がそれぞれの趣きで競い合っている。山桜50メートルの並木道は四季を通じて心癒される空間だ。5月15日まで校内を開放(4月3日の入学式を除く)。時間は9時から16時まで。「構内サクラガイド」を手に桜の園、跡見にいきましょう。

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定礎の意味

北本市がちょっとした話題になっている。現市長の現王園市長が、定礎の碑にある前市長の名前を削るため、碑の交換をしたという。市としては市民からの意見に「前市長の名前があるのはいかがなものか」ということから市長が判断したと説明。

定礎の碑は「公」でも「私」でも歴史ではないか。たとえば川越の各地にある定礎の碑で「舟橋」であったり「川合喜一」であったり「加藤」であったり。「こういう時代を経て川越の行政の歴史があるな。」と感慨深く思ったりすることが北本市民は思うことができない。残念なことだ。

その名前を消されてしまった石津賢治前市長は4月から戸田市の副市長となる。神保市長が県の市長会のなかでの交流から「石津市長」の手腕に着目し今回の抜擢になったとのこと。神保市長は弁護士出身。スタイリッシュな町づくりで戸田市をおしゃれで、すみたいまちとして県内でもトップクラスの地位へと押し上げた。ボート場での真珠の養殖。全国から視察団が訪れるドラマの舞台のような小学校。そのユニークな手法と石津氏の企画力の相乗効果は期待されるところだ。

樹齢800年の石戸蒲桜が咲き誇る北本市。歴史ある桜は今回の事案をどんな気持ちでみているのか。桜花爛漫の春の日である。

 

伊勢谷 珠子




GW 川越で。シャンソンを。

今年のGWは4月29日祝・30日土・5月1日日・2日月・3日祝・4日祝・5日祝・6日金・7日土・8日日と、休みの取り方では10日連休にも。すでにプランははなざかりかも。

川越東武ホテルでは5月1日(日)「シャンソン・ホテルビュッフェ」の集いが開催される。

ヴォーカルはリリーローズ。特別ゲストに勝山邦夫。

18時半から20時半まで。6000円で要予約。

フリードリンク・ホテルビュッフェ。ともに胸わくわく。

大型連休、家でのんびり夜はシャンソン。いいかも。

詳しくは川越東武ホテル(049-225-7310)まで。




600人を超える人が祝福 中野清元厚生労働副大臣出版記念会

「川越を愛し国政に尽くした菓子屋と政治家の80年」とタイトルから人柄がにじみ出る。サブタイトルは「一生懸命が福を呼ぶ」。けだし名言。

中野清氏は今年のお正月で傘寿を迎えた。ご夫妻で入場する姿は選挙の総決起大会のデジャブのようだ。

発起人代表の参議院議員中曽根弘文氏(元外務大臣、元文部大臣)は「中野先生は一人は万人のために万人は一人のためにという言葉が好きだそうだ。その通りに生き誠実で清廉潔白」地元発起人代表川合市長は「中野先生はプラスの発想でどんな困難なことにも負けない人。ご子息とともに川越の抱える問題、例えば川越線の複線化についても先頭に立って行動を起こしてくれている」太田元国交大臣「現場で地道に、庶民目線。代表的な日本人。そういう人がこの日本に、埼玉に、そしてこの川越にいることはすばらしい」上田知事「とにかくマメで情熱のある人。そしてはりめぐらせた情報網。そのルートは県庁内でも謎」島村宣伸元代議士「意欲的で人の三倍働く人」と続々とメッセージ。

さらに、国政から衆議院議員では山口泰明氏、土屋品子氏、柴山昌彦氏、田中良生氏、神山佐市氏、参議院議員の関口昌一氏、古川俊治氏、片山さつき氏、西田まこと夫人、大野松茂元内閣官房副長官、小島敏男元文部科学副大臣。県政から小谷野五雄自民党県議団団長、長峰宏芳117代議長、福永信之氏、渋谷実氏、星野光弘氏、関口一郎元副知事、塩川修副知事、元県議の大石忠之氏、大川修司氏。川越市議会から吉田議長、関口勇副議長はじめ22名、富士見市議会からは津波議長、尾崎副議長はじめ9名、ふじみ野市からは伊藤議員。川越、ふじみ野富士見市から市議会OB多数と錚々たる登壇数であった。

中野清氏は「政治で多くのことを残せたこと、くらづくり本舗のことすべて、みなさんのおかげ、おかげ。」ときっぱり。中野清氏の政治活動を支えた女性部花影会代表から花々が贈られると、満開の笑顔を夫人とともに会場にふりまいた。

そのあと、川越高校出身者で校歌、明治大学出身者で校歌とステージには多くの来賓が登壇するチャンスもあって気配りの「中野」健在。長男の中野英幸県議会企画財政常任委員長が親族代表としてお礼を述べながら、「川越を支える新しい力として今後もご支援、ご指導を」との言葉に会場内から大きな拍手が巻き起こった。その熱気は、第一の〆、第二の〆とさらに盛り上がり、第三の〆では「中野ひでゆきサポーターズクラブ」「英幸会」などののメンバーがステージに登壇できないほど参集し「中野清の後継者は中野ひでゆき」というエールで会場内のボルテージは最高潮に。

生涯現役を掲げる中野清氏。次なる目標は英幸氏のネクストステージへの布石と目標達成。今後の父子鷹の活躍は川越、埼玉、日本の将来を担う予感を感じさせる春の夜となった。

                                                伊勢谷 珠子

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小江戸川越春まつりはじまる 各所でおもてなし

小江戸の春を彩る春まつりがいよいよスタート。

昨日のオープニングでは恒例の川越藩火縄銃鉄砲隊演武に加えて、蔵造りのまちなみのなかでは江戸時代の町人に扮した商店主などによる二升五合市(小江戸川越 江戸の日)がたって、観光客をおもてなしした。

大正浪漫通りにはこいのぼりがはためき、昭和の街では「どん・どん・どんマルシェ」。

中院ではしだれ桜が優美な姿を披露。

「川越に行くと何かいいことあるね」といった趣向を凝らしたおもてなし。今後も季節を問わず大きく広がっていくことを熱望する。小江戸春まつりは5月5日まで。(イベント案内 050-5548-8686 小江戸川越観光協会)

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いよいよ本日26日北海道に新幹線

北斗星に続いてカシオペアもラストラン。大阪から北海道に向かうトワイライトエクスプレスももう乗ることはできない。たまたま与野駅のプラットホームから北海道に向かうカシオペアとスライド。ロマンチックなオーラが車両全体から醸し出されていた。夫婦で北斗星、カシオペアに飽き足らず、オリエント急行にも乗った仲良しカップルを思い出し二人を駆り立てるその魅力を間近で感じた。

さいたま市の清水隼人市長がよびかけ人になり新幹線沿線都市の連携、「東日本連携創生フォーラム宣言」が採択されたのは昨年十月下旬。函館、青森、盛岡、福島郡山、新潟、富山高岡、金沢など11道県13首長が出席した。フォーラムに先立ち講演した石破茂大臣は「新幹線作ることに意義はなくどう使うかを考えるべき」と主張。

これは鉄道も建物施設にもいえること。いよいよ今日26日からが本舞台となる北海道新幹線。大宮から最速3時間38分で北の大地函館に。交流人口の拡大広域的な経済圏の確立は沿線地域の連携なくしては成り立たない。一つにつながる日本。東京から東北、青函、北海道へ、さらに周遊的に福島へ、新潟へ、長野へ、富山、金沢へ。この日が東日本ゴールデンルート。埼玉県民としてはさいたまからはじまる「東日本ゴールデンルート」ととらえたい。大宮はそのルートの結節点、首都圏への玄関口。大宮には各地の「情報発信拠点」をという声もそのフォーラムではあがった。

「旅」のツールの一つの新幹線。しかし、一極集中といわれる日本を変える鍵を握っているのも確か。北海道や東北から青雲の志をもって埼玉をめざした人々。商業で、工業で、学問で、功成り名を遂げたその精神とさまざまなノウハウをふるさとに還元するということも「地方創生」につながるかもしれない。整備計画から43年。さまざまな想いをのせて、北海道新幹線は可能性を秘めた東北、北海道へひた走る。

伊勢谷珠子