秋の創作展も期待大・森務さん(新生オートグループ会長)

新生オートプラザの森務会長といえば、坂戸駅南口にギャラリー月桂樹をオープンし、またその製作意欲と力強いタッチの画風は、根強いファンのパワーの源となっている。

このたびの有楽町交通会館での「創展」。「雨あがりのコッツウオルズ」を披露した。雨の初夏の風景。森さんは雨上がりの風景をあらわしたが、観る人の心に初夏特有の草いきれの雨を感じさせる。森さんは建物を「蜂蜜色」とあらわす。素敵な表現だ。秋の創展には130号と100号の作品を出品予定とのこと。調和と融合の「森務の世界」こちらも大変興味深い。

http://www.aritist-mori-tsutomu.com




全国展開のきもの鹿鳴館倶楽部 川越で華やかに

文明開化の足音とともに一世を風靡した「鹿鳴館」。紳士淑女の社交場であった。

鹿鳴館という響きはレトロで洗練された憧憬だ。

昨年より明治・大正・昭和のアンテイークな着物に息吹をということで精力的に活動されている代表・須藤紀子さん。

横浜・神戸・京都・倉敷・東京と開催、5月1日に着物の似合う街・川越 氷川会館での開催となった。

「ほぼ、80-100年前の着物です。ドレスアップして、大人が本気で遊ぶ社交場。ぜひ楽しんでください」と須藤代表。

この日乾杯に立った小江戸川越観光協会 粂原恒久会長は 「川越は和服の街。観光客は660万人を突破。今日の出来事もエポックメーキングにしたい。日本女性のもつ色気、魅力が引き出され圧倒される」と乾杯の発声をした。

この日は男性も含めて70名近い参加者。鎌倉から、横浜から、世田谷から、前橋から、もちろん近隣の坂戸・鶴ヶ島、そして川越市民も、非日常を愉しんだ。

このあと「きもの鹿鳴館倶楽部」は群馬で開催するという。




「心の写心」 ウエスタ川越で 18日から

フォトハイク.タカダ写真展が18日から22日までウエスタ川越で開催される。

初日18日は午後1時開場。開催時間は10時から18時まで。

景をひとこま、ひとこま。「心の写心」で撮影した作品に会いにいきませんか?

出展者は18名。

 




「岐路に立つ」いま、求められる経営者の気骨 主催川越市倫理法人会

川越市倫理法人会が平成28年度倫理経営講演会を20日金曜日 18時から川越氷川会館で開催する。

当日は江上伸雄氏(一般社団法人倫理研究所 法人局参事 法人アドバイザー)、伊藤辰郎氏(100年企業 秋田酒造株式会社 代表取締役会長)が講師をつとめる。

会費5000円

お問い合わせは 川越市倫理法人会事務局 049-223-5005




五月の風の中 竹灯ゆらめいて

「坂戸竹灯の夕べ」が4月30日行われた。(主催 竹灯の夕べ実行委員会 後援 坂戸市・坂戸市教育委員会)

この日は11時からスタート。坂戸竹灯の夕べ実行委員会が中心になって「竹灯」を作成。

舞台では地元粟生田囃子連他、多くのアトラクションも披露。夕暮れから宵にかけて、高麗川沿い、泉町桜堤からゆらめく竹灯が幻想な世界を生み出した。東日本大震災復興を願い行われているこの「竹灯」の夕べ。このたびの「熊本地震」でなくなられた人々への祈りもこめて「竹灯」「灯篭流し」で心を寄せた。




2020東京五輪へ がんばれ埼玉!がんばれ川越!

共同通信の調査では、埼玉の市町村の検討中を含む取組み率が46%で、首都圏の中では最下位という不名誉な結果となった。

今年の夏にはリオ五輪が開催。もう4年しかないのだ。

川越も「ゴルフ競技」開催地。

国、県、市の強い連携で、ハードもソフトも「おもてなし」にむけてシフトチェンジをしていかなければならない。

以前、武州ガス会長の故原宏さんが、母から受け継いだ言葉に「早いに手遅れなし」と語っていた。

まさに金言。そして何事も段取り8分なのだ。

市民としても「みえる形」での2020東京五輪への取り組み、期待したいところだ。

三潟 正義




東京国際フォーラムの「時の鐘」

東京 新宿・有楽町・銀座・八重洲どこをとっても地下街というのは一つの文化だ。

寒い冬の日、暑い真夏の日、雨の日、昨日のような強風の日、特にありがたい。

ランチ場所を探して地下街を散策。友人に東京国際フォーラムにおすすめの場所を聞いていたが、昨日は「時の鐘」に誘われて、扉を開いた。

川越霞ケ関を本店に意欲的に店舗展開をする「ひびき」の「黒豚劇場」の東京国際フォーラム店だった。

ランチはとんかつが中心。ひびきは「焼き鳥」のイメージが強いがサクサクとんかつおいしかった。

彩の地酒、埼玉県内の地酒もずらり。黒豚劇場のロゴは埼玉県の形ということも発見。

ラブ埼玉、ラブ川越の人間として充実したランチとなった。

 




日比谷とジャズ、そして斉藤次也

既報の「斉藤次也jazz collection展」に行ってみた。

銀座から日比谷に向かう。交差点にたたずむと強風にのって「ジャズ」。マイルスデイビスのトランペットか、ジョンコルトレーンのサックスか。

音源は斉藤次也展のギャラリーから。ギャラリーオーナーの粋なはからい。その音に誘われてふらりとはいるお客様も。

壁一面に斉藤次也の世界がひろがる。好きなアーテイストがどんなふうに描かれているのか?ワクワク。

この作品展は5月4日まで。(11時から19時まで、最終日は17時まで)。明日1日は作家在廊。

作品頒布会も実施。

ギャラリー日比谷




GWスタート。俳句に挑戦。

いよいよゴールデンウイークがスタート。アクテイブに過ごしますか?それとも・・・・

親子で佐久のファミリーマラソンに参加する人、都内の美術館めぐりをする人、海外に行く人、国内旅行をする人。

熊本にボランテイアに行く人。さまざまだ。

どこへ行っても混んでいるから、きままに家で片付けしたり、本を読んだり、半身浴したり。という人もいるだろう。

たびたび登場の「ソマリ」はパパの眠るお仏壇を守り、命日を過ごした。

「ニャンコ」と部屋からきらめく若葉をみてくつろぐ。これも素敵な時間の過ごし方だ。

せっかくだから創作にも挑戦。まずは5・7・5の俳句をひねる。

俳句には季語をつかわなければならないなどのルールがあるが、言葉の勘をつかむため

5・7・5で並べてみる。季語を調べるのもパソコンなら簡単。季語で検索すれば一目瞭然。

今の時期だと 季語、緑、若葉で検索。

そこで一句。

「緑濃く川風うけて猫眠る」(緑濃くが季語)

ぜひ、みなさんもお試しあれ。

 




名旅館加賀屋に学ぶ 「おもてなし」 国際ロータリー都市連合会

国際ロータリー第2570地区(高柳育行ガバナー)第1グループ(鎌田政稔ガバナー補佐)の都市連合会は、このたび川越ラボアラクテで開催された。

この日の基調講演は、小田與之彦氏。(株式会社加賀屋代表取締役)。プロが選ぶ日本のホテル・旅館の100選」36年連続一位獲得。あのすべてが行き届いた名実ともにナンバーワン、世界からも注目される 石川県和倉温泉 あの加賀屋のオーナー小田氏だ。

小田氏講演要旨

一番大切なのは観光。行きやすい、交通アクセスが良い。行く必然性がある。来やすさと来る価値、この二つが揃うとお客様を呼び込める。また回遊時間を長くするということも大事。北陸新幹線開業から一周年。金沢は日本の伝統工芸がさかん。交通アクセスがよくなったから安泰とアグラをかいてはいけない。来る価値、そこにいく必然性。新幹線開業を大きな機会として、おもてなし、お迎えする体制を高めていく。より一層充実させることが新幹線効果を最大限引出し、維持することになると思う。

サービス。プロとして訓練された社員がお客様からお役に立って感激と満足感を引き出すこと。おもてなしでお客様に喜んでもらうこと、それはお客様にとって必要か、大切か。スタッフそれぞれのものさし、サービスに対する考え方 をそれぞれの持ち場で生かしていく。

お客様から宿泊代をいただいている。それに対してご満足をしていただく結果を約束すること。高校野球ではなくプロ野球のように結果を出す、お客様にご満足をしていただく結果を追求していく。結果にコミットしていくことこそプロとして大切。

よいサービスを提供する、ホスピタリテイと正確性。 タクシーもサービス業 正確性が大切。安全で正確な運転技術。急発進、急ブレーキで正確な時間に着いたとしてもお客様はどうか。お客様のことを考える運転技術。丁寧な受け答えをしているが正確な運転技術がないとどうなのか。お客さまを思う思いやり、ホスピタリテイがあってこそ、はじめて良いサービス、お客様に喜んでいただけるサービスが提供できる。

なぜ日本一といわれるか。もてなし、施設、料理 おもてなしが一番大切。日本一という評価に安心せず、一つ一つの課題に取り組み、お客様に喜んでいただけるように努力していき、さらに次なる目標を掲げている。

加賀市から能登に引っ越しをしたから「加賀屋」。だから、能登ではよそ者、新参者という立場でのスタートだった。より一層のサービス、お客様に喜んでいただけることを追求してきた結果が今とも思う。

あぐらをかかず 旅館はリラックスするところ。   創業以来の信条は「笑顔で気働き」。当たり前のことを当たり前に、それがサービスの原点。つねに笑顔で接する。

気働きとは?目の前のお客様の状況をよく観察してそのお客様の表情や動作の中から今、この時点でお客様がどんなことをお求めになられているか、的確に正確に判断をして、臨機応変に状況に応じてお客様のご要望に、最善で最適なサービスを提供しましょう。そういうサービスを提供できるように心を働かせましょう。それが気働き。

わかりやすい例、お客様がお水を欲する、喉がかわいていれば、冷たい氷水、薬を飲むのであれば常温の水、同じ水であっても状況に応じたサービスをする。マニュアル通りにはいかないものだ。しかし、これも言うのは簡単で、実行は難しい。

なぜ、おもてなしを追求するのか。70年近く前、当時大きな招待旅行を企画された。一つの旅館に収まりきれず、一部の人が「加賀屋」に泊まった。第一線の旅館にくらべてサービスが劣り、たくさんのお叱りをうけた。旅館というのは毎日が同じことの繰り返し。しかし、お客様は毎日変わる。この一期一会を大切にお客様の満足が自分たちの生命線であると考えていった。すべてのお客様の宴会場にあいさつにいく。お酌をする。そして、お客様のグラスが空になっていないか。お料理をおいしく召し上がっているか?箸は進んでいるか?お部屋の温度は寒すぎないか?細かいことをチェックし、最終的にお客様の笑顔、本当に喜んでいただいているかをチェックしていった。今では250室近い大きな旅館となってお客様に目が行き届いているかどうかが快適か?お客様との距離は?一つ一つに心があると思ってもらえるように日々努力している。

たとえば、新聞 地元紙に加えて、読売旅行の時には読売新聞。電機メーカーのお客様はテレビのメーカーに心くばり、など。マニュアルに作ることはできないサービスを駆使していく。またリーダーが部下を厳しすぎる言葉で注意すると真の笑顔が生まれない。社員同士のコミュニケーションも大切。客室係の配膳一つも、きちんと言葉を添えて、(素材についてなど)料理の味を引き出すサービスを行う。

加賀は伝統工芸がさかん。加賀百万石とはいえ、外様大名だった。軍備に力をいれると幕府に目をつけられるので輪島塗、加賀友禅、九谷焼、象嵌細工、水引、など京都に次ぐ、伝統工芸王国だ。館内に30分くらいツアーを組めるほどの伝統工芸品が陳列されている。雑誌るるぶは、「見る食べる遊ぶ」から「るるぶ」へ。今日の旅は、体験する、食べる、学ぶへと進化。何かを学ぼうという意識が強い。その館内ツアーは時代に合い、人気だ。事務経理などの社員総出でお客様の前に立つことに。そのことも社員のサービスに対する意識向上につながっている。

年間二万通 一日50通以上のアンケートをいただく。それを大事にその部署ごとに仕分けし、お客様の不満には直接おわびし、善処したことを報告している。クレーム一つでも「そのように対応しました」ではなく、「なぜそれが起きたのか?起因、原因を明確にし、再発させないために何が必要かを考え、各部署で対応していく。

「社員が安心して働ける環境」の仕組み。機械ができることは機械に。人にしかできないことは人に。また働く母のために30年前より託児所を完備。早朝より、深夜まで、子供を預かる、昼間は母子で過ごせる。いい人が仕事に定着、サービスの知識、経験をあげ、お客様によりよいサービスを提供できることを目的としている。

コンピューターへの大幅な投資をした。お客様が予約時点でどんなご要望をしているのか一か所で管理できるシステム。データをひきだし、お客様お迎えのための準備をする。お客様との双方向のやりとりからお客様の最新の情報を共有し、よりよりサービスをする。一番大切なのはお客様がリラックスし、明日からまたがんばろう!というふうに言っていただくこと、旅館に来ていただくことでより、人間関係を近づけていただく、だからこそ、料理もおいしく、施設も安全で清潔でなければならない。人生の節目で来館されることが多いので、非日常を演出し、人生の大切な日ということを考えサービスをしている。

小田氏は英語も達者。総合商社からハワイのシェラトンへ。グローバルな見方と極上のサービスが身についている。 新幹線開業によって大宮ー金沢間 二時間十分をきった。 おもてなしの極意は日々の積み重ね。会社のトップとして 社員へ愛あるトレーニングをしつつ、お客様へのサービス向上を常に頭に。小田氏から学ぶことは多い。

伊勢谷 珠子