現代の名工に 川越小峯吉衞さん(植鍋)

現代の名工は卓越した技能の第一人者で厚生労働大臣から選ばれる。昨年秋には県内から3名だった。

その一人に川越の植鍋・小峯吉衞さんが選ばれた。小峯さんについては弊社代表取締役岡部みゆきがスペシャルサポーターとして参画した「川越市市制施行九十周年記念・川越百の顔」(2012年発行・日本電子新聞社)にも登場していただいている。

川越養寿院で行われる曲水の宴。小川から流れてきた盃を受けて、和歌を詠む風流な遊び。その歴史は日本書紀にも記され、奈良時代以降貴族が楽しんだ。小峯さんは養寿院の平たんな土地に盃が流れるように工夫を凝らした。このほか水琴窟、竹蓑垣など失われつつある制作技法を後進へ指導。

今回は自宅の中庭にも小峯さんの粋を取り入れたお宅を訪問し、見学させていただいた。

竹と龍。わびさびの世界がひろがっていた。




日テレ24時間テレビの人気

久々に事務作業をしながら見ることができた日本テレビの24時間テレビ。

伝説のアイドル山口百恵ちゃん二世の三浦祐太朗君がお母さんの引退の場所日本武道館であの時の「さよならの向こう側」を熱唱する、百恵友和両親が祐太朗君の成長を撮ったビデオが提供されるなどゴールデンカップル「ももとも」を愛した世代にはなんともいえない時間だった。祐太朗君に百恵友和のDNAを探してしまった。

知的障がい者を社員の7割以上雇用する会社が紹介された。障がいのある方の「良い面」を大きく伸ばす会社。会長の言葉が心に響いた。「人のしあわせはモノやお金ではない。人から愛されること、人からほめられること、人の役にたつこと、そして人から必要とされること。それに気づき、今日まで会社を続けてきた」。障がいを持った人に温かい目を向ける。さすがだった。この会長の四訓は障がい者だけではなく、子どもを育てるうえで、また家族を介護するうえで、あてはまる。

こういう全国のがんばる人々を紹介しつつチャリテイで募金を集め、24時間放送する。感動することがちりばめられている番組。長寿人気番組の理由をあらためて認識した。




自民党強し。茨城県知事選も大宮区県議補欠選挙も制す。

27日は茨城県知事選挙・埼玉県議会議員補欠選挙(大宮区)の投票日。

茨城県知事選挙には全国で最多選7選をめざす橋本知事に対して自民党公明党は大井川氏という新人候補をたてた。官僚出身ではあるがIT企業ニコニコ動画運営で知られるドワンゴの取締役もつとめた。官民で培ったバランス力や若さやスポーツ好きという候補者としては遜色のない人でもあった。結果7万票という大差で大井川氏が勝利を収めた。

埼玉県議会議員補欠選挙。自民党現職県議沢田つとむ氏による政務活動費の不正から辞職、そして補欠選挙となった。勝利をおさめたのは藤井たけし氏。曾祖父が市長、祖父が県議、母が市議という西山こういち氏とは約1700票差であった。藤井氏は埼玉県知事上田きよし氏の事務所長、さいたま市長清水勇人氏の秘書をつとめた。二回県議選に挑戦。一回目は民主党公認、二回目は無所属でいずれも沢田氏に敗れている。今回も無所属とはいえ、牧原秀樹厚生労働副大臣が応援マイクを握り、宣伝カーに同乗するといった自民系の応援ももらった。民進党分裂選挙というよりも枝野・牧原代理戦争の様相でもあった。自民党県議の不祥事による補欠選挙ということで自民党公認候補の擁立は見送ったが、自民党の強さが目立った。藤井たけし氏は上田知事人脈の経験で、自民党県議団と上田知事の対立の調整役となるのか?

いち早く西山候補は「次をめざしてがんばる」とfacebookに気持ちをアップ。民進党代表選で枝野氏不在が響いたことも否めない。共産党の3000票に届かない得票数もどうしたものか。投票率も25%に届かないということも政務活動費不正が有権者の政治離れに拍車をかけたか?

しかし、地域に根づく政党自民党は、都議選では大敗したものの、8月決戦では復調。内閣支持率、政党支持率浮揚となるかどうかはこの秋が勝負となるか?




市民が知るべきこと 川合市長をめぐる訴訟

川越川合善明市長が大量得票、圧倒的勝利で三選を果たして半年以上がたつ。

川合市長を支持した人も支持しなかった人も知らなければならないことがある。「裁判」だ。遡ること昨年10月。「コレクト行政連絡協議会」という市民団体が川合善明市長を相手取りさいたま地方検察庁に刑事告発した。つづいて、川合市長がその告発を名誉棄損として「コレクト行政連絡協議会」を相手取り損害賠償請求訴訟を提訴している。

次回の公判は9月19日なのだが。一連の流れについてコレクト行政連絡協議会は「市民ミーテイング」を26日午後六時よりクラッセ6階で開催される。当日はコレクト行政連絡会が二名の弁護士を講師に招聘する。

市長選挙が終わり、山積みされた政治課題を市長が先頭になって解決する時期となった。団塊世代が後期高齢者となる2025年、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になる超高齢社会に突入、これは喫緊の課題で、まさに運命の10年が始まろうとしている。そういう今,市長派も反市長派もこの「裁判」に注視すべきではないか?




埼玉県勢悲願達成 佐藤栄学園 花咲徳栄 全国制覇

埼玉県勢悲願達成。14対4の大勝で花咲徳栄高校(加須市)が甲子園全国制覇を成し遂げた。

4000に近いチームのてっぺんを極めたのだ。

花咲徳栄高校は佐藤栄学園の学校。埼玉栄高校とは兄弟校。

花咲徳栄はとにかく打った、打った。野球強豪らしく、全国から選手が集まっている。西川選手は大阪のおばあちゃまが黄色い声援を送りテレビ映像をひきたてた。高井選手は所沢の隣東村山リトルシニア出身。どのゲームにも必ずヒーローがいた。

広島の広陵高校の中村奨成選手は清原和博選手の記録を32年ぶりに塗り替えた。スタンドから応援するお母さんはシングルマザー。女手一つで甲子園球児を育てることは物心両面ともに並大抵の苦労ではない。シングルマザーのお手本でもある。

ドラマがドラマを呼ぶ甲子園。感動をありがとう。栄冠は君に輝いた。

 




北の大地へ 川越「少年の翼」結団式

16回目を数える「川越・少年の翼」。市内の中学生が学校の壁を越えて、川越市の代表になって北海道に赴く。現地で中学生は相原求一朗美術館をはじめ、北海道の香りを胸いっぱい吸い込み、ワークショップなどさまざまな課外活動で研修をする。

18日(金)川越市役所内で結団式が行われた。この日は故相原求一朗川越名誉市民のご子息相原茂吉さんの寄付、川越市内4ロータリークラブ(川越ロータリークラブ、川越小江戸ロータリークラブ、川越西ロータリークラブ、川越中央ロータリークラブ)の寄付が贈呈された。

川越ロータリークラブ、片山幸雄会長が、「貴重な経験を通して、一回り大きくなってきてください」と4クラブを代表してはなむけの言葉を述べた。




中札内の風が丸広で アンテナショップ盛況

北海道中札内村は川越市の友好都市。川越名誉市民である故相原求一朗氏の美術館がある町だ。川越の中学生が「少年の翼」事業で訪れる町でもある。今日18日には平成29年少年の翼 結団式が行われる。

その中札内村のアンテナショップが4月から川越丸広地下一階で人気だ。中札内産のチーズ、ポークなど。これからの季節はジャガイモが楽しみ。季節折々の野菜も店頭に並ぶ。友好都市と食で結ばれる、素敵なことだ。




猫を想う気持ち 川越・蔵里でも

このほど、川越地域猫の会(早瀬綾子代表)では川越蔵里で パネル展示を開催した。

埼玉県上田清司知事が「猫も犬も一つのいのち。殺処分ゼロを目指す活動を支援したい」と、訴え、埼玉県もここで地域猫(野良猫)去勢に補助金助成にのりだしている。人口に対する殺処分の数は、少ない数の東京、神奈川についで3位の埼玉県。猫の繁殖力は強く、1年に2回から3回出産、出産頭数は5匹以上が平均値。だからこそ、繁殖抑制が肝心で、埼玉県の助成は一回5000円、一人年間50000円が上限。

空前のネコブーム。可愛がるだけではなく、ネコの気持ちを考え、ネコの人生(猫生)をサポートしていく早瀬さんたちの地道な活動はネコブームに灯台のように安堵の光を灯していく。

 




書と人 清水霜風さん第34回読売書法展 入賞 

第34回読売書法展の入賞者が発表された。 漢字7889点、かな5485点、篆刻531点、調和体2181点の16086点。本格の輝き、伝統を踏まえた清新な書を目指す読売書法展。書は精神を統一する力と半紙の中での字のバランス力、芸術性が求められる。なかでも調和体は漢字とひらがなの文字の大きさ、配置の美しさが競われるもの。

このたび調和体の部に入賞された清水霜風さん(坂戸)は会社経営のかたわら、地域奉仕の青年会議所活動からロータリー活動へ。周囲の人達からの人間力への高い評価は日ごろの生きる姿勢あってこそ。

作品は「正法眼蔵隋聞記」の道元禅師の言葉。 「一日示に云く 古人云く 霧の中を行けば覚えざるに衣しめる よき人に近づけば 覚えざるによき人と なるなり」。昨年ロータリークラブの会長を務めた方がクラブ運営の方針として引用した言葉だそうだ。清水さんは深い感銘を受けて、作品に選んだという。「霧の中を歩いていると知らないうちに着ているものが濡れている。それと同様、よき人にちかづくと自分でも気づかぬうちによき人になる。よき人に出会うかどうか?これまた自分次第でもある、日々よき人になるよう自分自身でたゆまぬ努力をすることも大切。」という意味であろう。

事業の成功、地域社会での貢献、完成度の高い人生を歩まれている清水さんだが、「感銘をうける」そのスポンジのような柔軟な感受性、一つのダンデイズムでもある。

清水さんの作品は 東京都美術館で 8月23日から29日まで(9時半から17時半)展示される。

2015年9月15日の弊社サイトでは前回入賞作品についての記事もアップしている。




橋下×羽鳥の番組に柴山昌彦代議士出演 明日14日23時45分から

所沢・大井・三芳選出の柴山昌彦代議士。

今回の改造では首相補佐官から筆頭副幹事長に。さまざまなメデイアでは「筆頭副幹事長が二名は異例、小泉進次郎氏の動きを安倍総理の懐刀の柴山昌彦氏がチェックするのでは?」と取り上げられていた。 柴山氏は公募で衆議院補欠選挙に挑戦、これは当時安倍幹事長のもと自民党史上初の全国公募。東大法学部卒の柴山氏のため選挙中は安倍幹事長(当時)も応援でマイクを握った。安倍総理の秘蔵っ子でもある。高学歴と国際弁護士という職業ではあるが、柴山氏の素顔は謙虚でえらぶらない。

テーマ「終戦記念日に考える日本国憲法」。街頭で出てきた身近な話題から憲法の本質に迫り激論をかわす番組、「橋本×羽鳥の番組」14日(月)23時45分からテレビ朝日(チャンネル5)で放映。 朝の顔・羽鳥慎一と政治の歯車を回した橋下徹氏の強力タッグに柴山氏がどんな論戦を挑むかが楽しみだ。