栄冠は君に永遠に輝く 

全日本還暦軟式野球大会埼玉県予選が坂戸市で開催されている。全国大会は前橋で(優勝チーム)。全国選抜大会は仙台(二位、三位)で今後開催されるそうだ。

還暦を感じさせない、走攻守に、スタンドから大きな声援がわく。

14日9時開始の試合は坂戸還暦野球クラブと生涯球友オール小川。

選球眼のバッター、俊足のランナーに対峙した投手のプロフィールがすごかった。

坂戸チームの投手は作新学院出身、江川卓選手の先輩。小川チームの投手は川越工業高校時代に甲子園に、ホットコーナー三塁を守っていた。

写真は投手は作新OB、打者川越工OBのシーン。

夏の甲子園「栄冠は君に輝く」が心の奥でリフレインする。

五月の空に、打球はすいこまれ、永遠の球児から白い歯がこぼれた。

伊勢谷珠子




人はなぜ行列するのか・・・東松山 らーめん 奔放

オープンから5年。気になっていた店。行列ができていて断念したり、店休日だったり。

念願かなって食するチャンスが訪れた。

川越には行列ができる店がたくさんある。この「行列」に魅かれてしまう。「人はなぜ行列をするのか?」と問われて、「並んでまでも手にいれたい、食べたい」ものがそこにあるからという答えなのだろう。

この行列こそ「魔法」で行列が行列をよぶ。「行列」「限定」「新発売」このキーワードも購買意欲をそそるもの。

さて「奔放」。限定5食のチャーシュー300グラム入りもやしたっぷりラーメンは衝撃的。らーめん、つけ麺ともに充実。国道254バイパス東京方面、東松山古凍交差点 左側に行列のできる・「奔放」あり。

 




今月のパン屋さん 「パン工房 とーくん」毎月12日はパンの日

知り合いの奥様からおいしい食パンをいただいた。「朝なら買えるのよ。」

旧国道254号を丸広平面駐車場に向かって左。コープみらいプラザ川越前「パン工房 とーくん」。

もちもちクルミパンとカレーパンを買う。

クルミパンはワインにとても合う。クルミパンとサーモンと生ハムと旬の玉ねぎさえあれば

夜の乾杯が楽しみ!

食パンはその日も買うことはできなかった。

パンが入ったレジ袋。英文が。「You may lead a horse to the water,but you cannot make him drink」

「馬を水際までつれていくことはできても馬に水を飲ますことはできない」

すなわち「人にチャンスを与えることはできても、そのチャンスを生かすのは本人次第」と「意欲の大切さ」を示す格言だ。

なんとも奥深い。クルミパンを食べながら、日々の自分と向き合うのもいい。

 

「パン工房 とーくん」朝九時からなくなり次第終了。木曜日と日曜日がお休み。

写真 (15)

 




夢をかたちに 佐々木美穂さん(埼玉県親善大使) ふじみ野在住

鍵盤に向かう姿は音楽の妖精。川越駅近くのピアノラウンジ・コンブリオで出会った佐々木美穂さん。

ショパンもリストもサテイも好きな私であるが、美穂さんとの出会いは「ビルエバンスのワルツフォーデビイ」だった気がする。

この七月から佐々木美穂さんは、国際ロータリー財団奨学生としてニューヨークで学ぶことになった。このプログラムは大変難関な試験をクリアしないと受けることができない。国際ロータリー財団100周年を迎える記念すべき年に羽ばたく佐々木美穂さんの活躍には大きく期待したいところだ。

佐々木美穂さんに今回の留学について聞いてみた。

「埼玉や都内でジャズピアニストとして活動してきました。長年の夢はアメリカの大学でさらにジャズを学ぶこと。何かのチャンスがあればと思っていた時に国際ロータリーの財団奨学生プログラムを知りました。行動しなければ何もはじまらない、難関突破を覚悟して、チャレンジし、奨学生になることができました。巡り会えたこの機会とお世話になったすべての方に感謝しています。留学先も第一志望であったニューヨーク州立大学パーチェスカレッジに決まりまして二重の喜びです。この大学は音楽の設備がとても充実しています。世界三大ピアノ・ピアニスト憧れと垂涎のスタインウエイン社のピアノがなんと106台あり、自由に練習することができます。ピアニストの私にとってこれ以上ない最高の環境です。また、毎週木曜日の夜は学内のジャズクラブで生徒が演奏を行います。朝から晩までジャズ漬けの毎日を送るかと思うとワクワクします。」

また今回の国際ロータリー財団奨学生4名(第2570地区 第2770地区)が埼玉県親善大使に任命された。そのことについても佐々木さんは「川越の街でピアノを弾いていました。川越の魅力・埼玉の魅力をお客様からたくさん聞くことができました。体感、実感している想いをニューヨークで広くアピールしたいと思います。」

子猫が歩くかのように美穂さんの指が鍵盤を動き、「この一瞬。なんて素敵なこと!」と聴いている人の心を動かす。

しばらく、その演奏を聴けないことは残念だが、妖精がビーナスになって日本に戻ることを期待したい。

miho                    伊勢谷 珠子

 

 

 




ライトアップの石川洋館(入間市西洋館) 多くの市民でにぎわう

国道16号沿い 入間市河原町交差点手前に、大正ロマンを彷彿させる建物がある。

旧石川組製糸西洋館。当主石川嘉彦氏によって入間市に寄贈された。

西洋館の設計は東京帝大(東京大学)卒の室岡惣七、建築は川越まつりを彩る山車の製作で知られる宮大工関根平蔵。関根氏の和風工法が見事であるが玄関の大理石、外観の化粧煉瓦貼り、屋内のゆったりした天井と調度品、こだわった照明、見飽きることのないものばかり。この西洋館は年に数回公開されるが、このほどその西洋館がライトアップによって、夕闇に浮かび上がった。

以前、石川嘉彦氏に話を聞いた。「幾太郎には弟がおり、和助といった。和助は英語学校に学びキリスト教を信仰するようになる。真言宗の檀家であった石川家では当時大反対もあったなか、幾太郎は用地や資金を調達し、できあがったのが現存する武蔵豊岡教会。入間市西洋館から左手に見えるトンガリ屋根の教会だ。和助は幾太郎に「慈愛」を説き、幾太郎の経営方針に「慈愛」が盛り込まれていく。当時は「女工哀史」という言葉が存在するほど製糸工場で働く過酷な労働は映画化までされたほどだ。しかし、幾太郎は「慈愛」の心を忘れず、経営をすすめ、現在の黒須団地までの広大な敷地、そして、川越工場、福島、愛知、三重まで進出を果たす。農家にもいい蚕の種の提供をお願いし、いい蚕から良質な生糸を、そして極上の織物を織り上げる、その好循環を幾太郎は追求していく。幾太郎の努力は一言では片付けられないもの。その延長線上にこの西洋館がある。輸出企業として、外国から来るお取引様をおもてなしする場、迎賓館は必要不可欠であった。戦後、進駐軍に接収されたものの、私(石川嘉彦さん)も家族もみんなここで暮らした。テレビや映画の撮影場所になったことも。若いころはブラックタイパーテイをした、これもいい思い出。これだけのいい建物、市としてもいい管理、いい手入れ、維持管理をしてほしいし、幾太郎の遺した西洋館を多くの人に知ってもらい、愛してほしい」(2011年秋)

関東大震災、昭和大恐慌、時代の波をうけ、石川組製糸は解散してしまう。しかし、当時の面影が残る「西洋館」このたび4基のLED投光機が、大正昭和ロマンを懐古的に照らす「ライトアップ」。特別公開やイベントで「ライトアップ」は活用されていく。2001年国の登録文化財もうけた「西洋館」。ライトアップ記念イベントの5月8日は多くの市民でにぎわった。

国際ロータリー第2570地区(埼玉西北地区)ガバナーをつとめられた石川嘉彦氏。幾太郎・和助兄弟から脈々と続く「慈愛」「奉仕」の心。「入間市西洋館」、石川氏の想いとともに、入間市のシンボルから首都圏を走る国道16号を通過するすべての人々に「よき時代」「辣腕を発揮した事業家の偉業」として、煌々とかがやいていく。

 

 




着物のリカちゃん本川越でお出迎え

川越を代表する織物、川越唐桟。安政の時代、開国によってもたらされた細い木綿糸に着目した、知恵ある川越商人と、機屋によって織り上げられ粋な縦縞とリーズナブルなことも相乗効果となり、爆発的人気となり一世を風靡した。

今本川越駅では、改札口手前で川越唐桟を着たリカちゃんがお出迎え。また、本川越観光案内所では「着物で小江戸をめぐりましょ」とリカちゃんパンフ、おすすめガイドマップも配布されている。

これは西武鉄道のプロデユース。池袋から西武秩父、西武新宿から西武秩父を結ぶ「旅するレストラン」は大好評でただいま6月・7月・8月の予約も日にとっては残席わずか。キテイちゃんラッピング電車も記憶に新しい。西武鉄道の企画は快進撃だ。

女の子の永遠のお友達リカちゃん、川越唐桟がよくお似合い。本川越駅にリカちゃんに会いに来て!




公明党の躍進と意義 川越市議会

統一地方選挙から一年。川越市議会では議会人事が刷新。

議長には小ノ澤哲也氏(公明)副議長は関口勇氏(自民)が留任。議会運営委員長には桐野忠氏(公明)。

国の政治も自公政権。また地方政治のキャステイングボードを握り、首長選挙でも集票力が抜群である公明党。意義深い人事かもしれない。

また、公明党議員の学習力の高さと、フットワークの良さも地方政治において公明党の躍進を後押ししている。

川越市は七か月余りで市長選挙を迎える。三期目を目指す川合善明氏に対抗して、県議会議員・山根史子氏の父で元県議、元参議院議員の山根隆治氏が出馬を準備している。山根氏は史子氏の県政報告を手配りしたり、ミニ集会を開催。川合市長に「出馬する」と電話を。(川合市長のSNSから)。熾烈な前哨戦まっただ中となるこれからの議会運営。公明党の果たす役割は大きいかもしれない。

中核都市川越、議員数は36名の大所帯だ。このたびの異例ともいう関口副議長の留任にも市民の関心が高い。議長・副議長といえば、夫婦も同然、一対の夫婦雛で、正副同時に交代というのが慣例。また副議長の椅子というのも議員なら誰しもが憧憬するポスト。関口氏のこの一年間の議会運営、人間力のある議会の舞台回しぶり、機を見るに敏ともいえる政治手腕が高い評価をうけての留任なのか。

市民としては、「市民生活向上のための議会」なので、円滑な議会運営、大いに結構!と拍手を送るところだ。

氷川 まこと




旬を食べてパワーアップ。

大型黄金週間が終わると、季節は本格的な夏を迎える準備に。

古来より「旬」のものを食べるとカラダにいいといわれている。

「旬」のものは免疫力アップにもつながる。

「旬」の食材をバラエテイ豊かにテーブルに運んでくれる店舗は南通町・八幡様近く、オステリア「ピアットクワ」。

ごきげんなイタリアン。こちらの生パスタには根強いファンが。「一度食べたらもうやみつきで」と何人もの声を聞く。

今の時期は富山産の「ほたるいかを使った小品」、「桜エビのフリット」と「旬の野菜桜エビのパスタ」「筍のオーブン焼き」も絶品だ。

川越の新緑を愛でながら、旬を食べよう!

オステリアピアットクワ 火曜日定休 11:00-14:30、18:00-21:30

http://piattokuwa.web.fc2.com

 




本日公開「64」原作者・横山秀夫と川越

佐藤浩市・三浦友和・奥田瑛二・と日本の映画界を牽引するスターがずらりと出演する映画「64」。佐藤浩市は「身を削って演じた作品」と言い切る。

原作者はミステリー界の巨匠「横山秀夫」。警察OBを「リアルだな。」とうならせる、その細かい描写、物語の展開で、ファン数はうなぎのぼりとなった。ミステリー好きとしては松本清張、横溝正史、森村誠一といった時代を築いた作家に続く平成のミステリー界の「顔」だ。

「横山秀夫」は川越との縁がある。彼は東京国際大学(当時の国際商科大学)で学んだ。そののち、群馬県の県紙「上州新聞」に入社。「クライマーズハイ」を読むと(映画化にもなっている)彼の地方新聞記者時代を彷彿させる場面がしばしば登場する。また、警察担当をしていた経験も。前述の警察OBも「ブンヤならではの視点がある。内容の濃さが違う。警察小説は人気でいろんな作家が手掛けるが、横山秀夫は別格で出色!」と評する。

彼は、上州新聞時代に小説が入賞し、それをきっかけに退社、執筆活動を優先させ、現在に至る。川越との縁を知るとより一層「横山秀夫」が身近になる。東京国際大学、学内図書館には「横山秀夫コーナー」が。青春時代を川越で過ごした「横山秀夫」。想いもあらたに「64」をみよう。

三潟 正義




黄金週間 〆は近くで 仙波河岸史跡公園

大型連休。今日6日出勤の人も多いだろう。

黄金週間の〆は近くで自然を楽しむのもいい。

川越仙波河岸史跡公園では、今の時期、緑のシャワーを浴びることができる。

川越愛宕神社のがけからは、豊かな湧水があり、その「仙波の滝」を利用して、明治初期に「仙波河岸」が開設された。新河岸川舟運の拠点でもあった。

「仙波の滝」も、現存し、仙波河岸史跡公園に、水音をたてている。

桜の時期、もみじの時期、いずれも自然を満喫できるスポットで、野鳥の姿も楽しめる。

人ごみの中での休日の癒しに「仙波河岸史跡公園」おすすめだ。