星の王子様に会いにいこう 関越道 上り寄居PA

「リトルプリンス・星の王子様と私」が封切られた。1943年に出版されて以来、「星の王子様」は不朽の名作と言われ、販売数は1億4500万部とも。今回のアニメーション映画は松任谷由美さんのメロデイーにのって、冬の訪れとともに大人も楽しめるファンタジー。その内容も「星の王子様のその後」というのでなおさら、興味がわく。

小学6年生の時、その本はちょっと難解であった。高校生になってもう一度、そして大人になってもう一度と読み返し「大切なものは目に見えない」という言葉は私のお気に入りの言葉の一つになった。

関越道上り寄居PA。美しいツリー、あいかわらずニュートラルな佇まいの王子様(王子様の居場所を探すのも楽しい)そして、夕刻から漆黒の闇のなかにきらめく光など魅力的。「星の王子様PA」として根強い人気だ。建物・遊歩道・ショップにレストラン。まるでパリの郊外。ショップの品ぞろいも星の王子様関連グッズから輸入雑貨、お菓子と充実している。

プチフレンチやとろり玉子のオムレツ。パリジャン好みのサンドウイッチ。象をのみこんでしまったうわばみの形の「うわばみ焼き」は外はかりかり、中はしっとりの焼き菓子。とフード類も楽しめる。

今年は「リトルプリンス星の王子様と私」公開の冬。映画の想い出を回想できる空間、映画の面白さを想像できる空間「星の王子様PA」は一見の価値あり。

浅間 潤子

 




能代ラーメンを食す

川越工業のギネス達成の現場に立ち会ったのち、せっかくの機会を利用し、秋田県能代市まで足を伸ばした。

能代市は秋田杉の産地であり、能代港は高度成長期活況を呈した。古くは北前船の寄港地、秋田音頭に歌われる「檜山納豆」「能代春慶」のご当地。また能代工業高校はバスケットの強豪校で、現在日本のバスケット界をリードする田臥勇太選手の出身校。しかしながら、全国的な悩みであるメインストリートでシャッターを下ろす店も多く「かつての能代」を取り戻す、打開策が必要な街でもある。

知人からのすすめで、「能代ラーメン」を食した。住宅街にたたずむ店。見逃してしまうほどの外観。それでも前評判通りのおいしさ。ラーメンにのる「レモンのかけら」がトレードマークとなるのか。最後の一口レモンで締めるとなんとも爽快。調理場では女性スタッフがにこやかに調理。「ラーメン」は日本の食文化の一つとして世界から注目をあびているが、こんなに職人風を吹かすことなく、女性スタッフのみで「この味」を出していることに驚いた。

一億総活躍社会・女性が輝く日本の真髄を日本海を臨む能代市で垣間見ると同時に、能代市の将来も明るい!と感じた。

伊勢谷珠子

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光が動く 光と遊ぶ 食と音と灯りの融合 今年も素敵

川越REMIX。カワゴエリミックスが今年は11月21日22日両日で開催されている。

「食」は川越まんぷく券を使って街バルを楽しめる。「音」はAMFアマチュアミュージックフェステイバル実行委員会プロデユースによるライブが蓮聲寺、埼玉りそな銀行川越支店ポケットパーク、養寿院を会場に開催。そして「灯り」は学生達の工夫とセンスの競演。札の辻から仲町交差点までに光のオブジェが点在。(このオブジェは12月25日まで展示され、夜の小江戸川越の顔を照らす。ライトアップすなわち、小江戸川越に新たな輝きを!)

このイベントは五年前から企画立案。10月の川越祭りのあと、川越春まつりに匹敵する一年の締めくくりのイベントとして実行されてきた。晩秋から初冬にかけて、色づく小江戸川越蔵造りのまちなみにオープンカフェ、単なるライトアップだけではなく、プロジェクションマッピングなどその手法はその時流にあったものが編み出されてきた。川越祭りからライトアップ(音・食・光のイベント)そして小江戸マラソンで一年のゴールというシナリオなのだろう。

川越市、川越商工会議所、小江戸川越観光協会、そして関連団体のまさしく「融合」でイベントは成りたつ。年間の観光客数は658万人を超えようとする今、(2020年には東京五輪競技開催地となる)さらなる市、観光協会、会議所の強固な絆のもとの「融合」と「叡智の結集」と「先見性」で観光都市川越の「ライトアップ」を期待したい。

氷川まこと

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大横綱の死 北の湖理事長逝く

北の湖理事長が亡くなった。62歳の若さで。

勝負師でとても強く、その形容は「憎らしいほど強い」とも。当時祖父や祖母と相撲を観ていて「さすが横綱相撲は違う」という会話を聞かされてもいた。横綱北の湖と横綱輪島。若貴ブームを巻き起こした若花田と貴花田。時代はくだりモンゴル出身の横綱朝青龍。時代時代に大相撲にはスターが存在した。

縁あってかつて、大関時代の白鵬の相撲部屋を訪問する機会があり、その日本人的発想に関心したことがあった。伝統である国技。その国柄を尊ぶことから稽古に励んでいるとフランクに話してくれた。その白鵬、今場所は「猫だまし」「立会いの待った」など奇策と報道されていた。メデイアはその白鵬について「盤石の相撲」「完全勝利」という形容詞も使うが、ちょっと疑問だ。(このごろ形容詞の使い方が稚拙なメデイアを見聞きするにつけ、自分も勉強せねばといつも襟を正している。SNSの爆発的な普及で一億総ライター時代に突入したのだから当然か?)

白鵬の今場所の取り組みについて、個人的には祖父母が言っていた「横綱相撲」という言葉がリフレインされる中、北の湖理事長が「ありえない」とコメントを出したことに納得をした。

横綱は強くて当たり前。勝ったときの風情も大切。勝負を決めて、「どうだ!」という態度も品格がない。などと先輩は後輩に教えていく。

それはスポーツの世界でもビジネスの世界でも同じこと。トップにたつ人の人間力・品格というのは常に自己研鑽に心を砕いていないとできないものだ。有頂天の横綱に、厳しい教育を。そのことにも体をはっていた北の湖理事長は逝ってしまった。伝統の相撲を守るために盾となると北の湖理事長はよく口にされていたそうだが、次なる時代の立派な「盾」を熱望したい。そして北の湖理事長のご冥福をお祈りいたします。合掌。

三潟正義




赤の下着で勝負!平成28年は申年

勝負下着をタンスに密かに眠らせている女性が多いと聞く。
その色は情熱の赤、セクシーな黒、ノーブルな紫、清楚な純白。人それぞれ。
しかし、来年は赤に。
来年の干支はサル。
申年に赤い下着を着ると「健康に過ごせる」「病がサル」「やなことサル」「迷いサル」といわれている。
今百貨店、大手量販店などの下着売り場では赤い下着がキレイにデイスプレイされている。ブラジャー、ショーツをはじめ、肌着、レギンス、腹巻きなど品揃いも豊富だ。もちろん男性用の「赤いパンツ」もある。
還暦のお祝いに赤いトランクスを贈られて以来「赤いパンツ」を集めている60代の会社社長いわく「赤いパンツをはいてから、パワーがおちない」という情報も。

埼玉県接骨師会川越支部長 山本庄一先生(今福)によると「お腹のツボ丹田はおへその下3センチくらいにあります。ここをあたためることによって免疫力が高まることを東洋医学では定説としています。さらに赤い布で覆うことは中国四千年の歴史で吉祥を招くとも。いずれにしても冬から春にかけてのよい健康法の一つです」とのこと。

12年に一度の申年、真っ赤なパワーで元気な一年を。




近いがうまい埼玉産-今月は地産地消月間

いよいよ明日はボジョレー解禁。
今日水曜日の23時頃からカウントダウンをするお店もちらほら。
今年はボジョレーもしっとり、密かに愉しむのもいいかもと本格的なワイン通が言っていた。
ボジョレーは新酒であるところによさがあるのでクリスマスまでに空けるのが旬ともされている。

ボジョレーとならんで、11月は収穫の時期でもあり、埼玉県地産地消月間とされている。
埼玉県は農業県。ねぎ、さといも、こまつな、パンジーが産出額全国堂々の一位。きゅうり、ほうれん草、ブロッコリー、かぶ、が全国二位、枝豆は全国三位。というもの。

セブンイレブンでは深谷ねぎを使ったおにぎりや肉汁うどん、ぎょうざの満州でも期間限定メニューをあみだし、地産地消を積極的にすすめている。

食の安全確保のうえでも、地産地消は欠かせない。地場の野菜は生産者の顔が見える、さらに物流新時代といわれても、近場の野菜は輸送に時間もお金がかからず、エコロジー商品でもある。

地産地消月間にかかわらず、地場の野菜に目を向けることこそ肝要だが知り合いの料理教室を主宰する女性いわく、一流デパートの野菜もそれ相応の物があるけど、一番はJA直販所ときっぱり。

近所の八百屋さんもしかり、農家の庭先の直売しかり、大手スーパーでも積極的に地場産野菜を販売。
地産地消月間を契機に「地場産」にこだわってみるのもいいかもしれない。

菅原 擁子




さいたま国際マラソン 日本人トップ!おめでとう吉田香織選手 川女出身

女子のマラソンの祭典・埼玉初・記念すべき第1回さいたま国際マラソン大会が11月15日開催された。初代女王の座までは届かなかったものの日本人トップとして坂戸市出身川越女子高卒業の吉田香織選手がゴールイン。

吉田選手は坂戸で生まれ、育ち県立川越女子高校に通った。卒業後は髙橋尚子・Qちゃん2世と注目され積水化学に。現在34歳。実業団を離れ「市民ランナー」として練習を重ねている。

「地元埼玉で走りたい。市民ランナーの力になりたい」という想いで今大会にエントリー。さわやかな風とともに走りぬく吉田選手へ、レース中、フェイスブック上でも地元坂戸から・川越からとエールが届けられていた。

レース中継・解説の髙橋尚子さんからも「吉田選手は大変学力が高い川越女子高出身で、知力がある。レースもその能力を発揮して作戦をたててくるはず。それから勝負勘、勝負強さもある選手」と激賞されていた。

レース後、吉田選手は「市民ランナーに力を与えていきたいし、日々の中で市民ランナーの方からもパワーをいただいている。女性市民ランナーのさきがけ的存在になりたい。リオ五輪の選考に残れたら・・・」と語っていた。

初の埼玉県での国際マラソン。埼玉出身の選手の活躍は二重の喜びである。

 




熟年恋愛に思う

福山雅治さんが結婚した。日本中から悲鳴があがったとか・・・藤原紀香さんと片岡愛之助さんが熱愛。

紀香さんは「ノリカネスク」という言葉を生んだ女性の鑑というポジション。以前ヘアサロンでは「聖子ちゃんカット」オーダー続出、これは松田聖子さんがスーパーアイドルとして彗星のようにあらわれた70年代後半のこと。次なる美容業界を牽引したのは「紀香さんみたいに」だったと記憶している。とにかく、人の幸せは口元が緩む。「人の不幸は蜜の味」なることを言う人は物悲しい。

周囲でも38歳から48歳の恋愛、結婚などがこのところやたらに多い。昭和の時代に「人は間違った理由で結婚し、正しい理由で離婚する」といいのけた人生の達人がいたが、本当にそうだ。考えてみれば20代そこそこでの婚姻は相手を見つめる行為そのものが優先し、結婚生活を営む上でさまざまな問題が生じてくるのは必定。その点、仕事も人生も様々な場面を切り抜けた30代後半からの恋愛、結婚は「大人同士」うまくいく確立が高くなるかも・・・

「向き合ってくれない」と世の奥様が嘆くことをよく聞く。これに対し人生の白秋を迎えたある人は「向き合うとケンカになるのです。同じ方向を向いて歩いていけるかどうか?それが人生最良のパートナーです」ときっぱり。バツイチ、40代にして再婚したこの方。深い言葉だ。

浅間 潤子




新しい川越名物を 石原町にカナデイアン バー&レストラン

溝井英一朗オーナー。川越市内で柔道家をめざし小学4年生から中学3年生まで道場に通った。

高校時代から夢は現実的なものに。それは「ITで起業、それにはカナダか・・」とカナダ留学を決意。まずはアルバイトしながら語学を学んだ。そのアルバイトはカナダの和食料理店。カナダでのSUSHI文化を直接体感。そして、両親と相談し、若くしてこのたび石原町に「カナデイアン バー&レストラン Maple Leaf」をオープンした。

今一番のおすすめは自家製燻製。「なんでもスモークしちゃいます」と溝井オーナー。その他マッチョナチョスが300円とお手頃おつまみからフィッシュ&チップス、プーテイーン、ムール貝と北米の香り満載のカナダ料理がメニューを飾る。「溝井家の食卓」では父敏幸さん(外資系の会社を定年退職)母啓子さん(実家は都内老舗鰻屋)の自慢料理も・・。「カナダの伝統的料理、北米の味を提供をしていきますが、新しい川越名物も開発中です。川越いも、メープルシロップをベースに考えています」と溝井オーナー。

「世界の面白いお酒を提供する」というコンセプトもあり、カナデイアンウイスキーの他、ギリシャ、ドイツなど、ショットからカクテルまで楽しめる。入手困難な焼酎、日本酒と、こだわりのある品ぞろいだ。

意欲的に「Keep Challenge」を心に進む溝井オーナー。「アイデイアは誰にでもある。それを行動に起こせるかどうかが成功への道 アイデアを実行する力を貯えていきたい」と語った。家族それぞれの能力と持ち場を尊重し、味の激戦地川越で挑む家族の肖像は美しい。(写真は腕をふるう溝井オーナー)

ランチ(11時から15時) デイナー(17時から22時)定休日は火曜日。http://mapleleaf.favy.jp/

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23日まで 仙波東照宮特別公開

今年は徳川家康公没後400年。記念事業が行われている。

川越祭りでは家康公ゆかりの山車が川越市小仙波にある国指定重要文化財「仙波東照宮」の前の通りをゆったりと巡行。伝統ある川越祭りそのものの1シーンであった。この仙波東照宮は日光東照宮、久能山東照宮とならぶ日本三大東照宮。23日まで、拝殿の中にある三十六歌仙の額、厳かな本殿の外観を特別公開。拝観料は300円。午前10時から午後4時まで。

初冬の陽をあびる東照宮。静かな冬の雨の中の東照宮。いずれにしても一見の価値あり。