10月と村上春樹

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ノーベル文学賞最右翼として「村上春樹」の名前があがって久しい。

日本人受賞大村先生、梶田先生に次いでの「村上春樹文学賞受賞」、叶わなかった。しかし、この時期テレビをはじめ多くのメデイアが「村上春樹」をとりあげ、村上春樹ゆかりの地では「ノーベル賞」受賞をファンが一緒にウエイテイングするイベントが開催されている。結果、「村上春樹」をしらない若い世代が「村上春樹」の本を手にする機会ともなるという。なんというセールス効果。

「ダンス・ダンス・ダンス」「ノルウエイの森」を読み、村上ワールドの虜になった。「国境の南太陽の西」では洗練された大人の魅力をイメージできたし、「ねじまき鳥クロニクル」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」などでは大人のファンタジーを楽しめた。「クラシックやジャズ」を聴くきっかけ、サンドイッチとビールの楽しみ方、ウイスキーの味わいなど、作品が新しい世界への扉を開いてくれた。

イラストレーター安西水丸さんと「村上春樹」のコンビの本も多忙な日常に「肩の力抜きなさい」と言ってくれるかのようで、安西さんの急逝はファンには衝撃であった。

「村上春樹」は一言では語りつくせない魅力ある作家。そして、ファンとしては「村上春樹」は恒例行事となったノーベル賞騒動を苦笑いしているのではないかと思ってしまうのである。                  菅原擁子

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