川越駅とその周辺、今と昔 写真展は7日まで アトレ7階特設会場

川越駅アトレ開業25周年。早いものだ。川越駅西口リニューアルでお洒落なデッキで素敵な空間となったが川越駅の歴史を観る写真展がアトレ7階で開催されている。

監修、撮影をてがけたのは、ロイター通信で腕を磨いた写真家須賀昭夫さん。

「川越駅東口がこじまりとしていたあの頃。通勤通学で何気ない日常の居場所の一つだった川越駅。バブル時代真っ盛り、自分も金融会社のOLとして不可能なものはないと寒い日でもピンヒールにフォックスのコート、爪は伸ばして真っ赤なエナメル、そして髪の毛は前髪のばしたロングヘア(ワンレングス)。もちろんコートの下はボデイコンシャスのミニワンピース。付き合ってた彼は不動産関係者。あの東口駅前でクリスマスイブの日、真っ赤なバラの花束持って立っていた。(当時、六本木でも赤坂でもやたらと花束を抱えた男性がいた)。なんてことを回想しちゃうわね」と写真展で語ってくれたのは、川越生まれ育ちの50代女性。現在はお嬢さんの良縁待ちというママ。

今のように簡単にシャッターが切れる時代ではなかったから写真の重みもある。川越駅周辺の写真30点。当時を懐かしみ、今の自分を見直すチャンスになるかも。

浅間 潤子