川越市成人式は1月10日

成人の日というと「1月15日」と答える人はどれくらいいるのだろうか。以前は旧正月の15日が「成人の日」でこの日に成人式が各地で開催されていた。

2000年のハッピーマンデ―導入によって、1月8日から14日のうち月曜日にあたるひを成人の日という。

さらに成人式も一月にこだわらず、お盆に行う地域もあったり多種多様となった。もちろん成人の日その日だけではなく、例えば今年は1月11日が成人の日であるが川越市の成人式は10日だった。

柔軟に対応ということであればそれでもいいが、なんとなく「決まりが悪い」と思う人も少なくない。

成人式の内容も行政側ではいろいろ知恵を絞っているようだ。今年の埼玉県、新成人数は71881名。昨年よりも3237名減少。新成人そのものの数の減少と式出席者の減少のダブルパンチでは主催者も考えないとならない。

成人の日、仕立ておろしのスーツを着た若者を玄関先でカメラにおさめる母親、それを見守る父親というシーンを見ることができた。やはり成人の日は親にとっても節目の日なのだ。子供の成長を願う親がいてこそ、子供はがんばることができる。子供は人生という荒波を乗り越えなければならない時、海よりも深い父母の愛情を思い出し歯を食いしばるのだ。

成人の日。家族の絆を考える日でもある。

伊勢谷珠子