サンバ ボサノバ 聖火台 次なる東京五輪へ

リオデジャネイロ五輪が開幕。開会式はリズムが躍るブラジルらしさを前面にした開会式だった。

サンバのリズムで参加者が躍る、ボサノバの代表曲「イパネマの娘」の大合唱で会場が響く。

また日本選手団の入場は日本国旗とブラジル国旗を振って。この演出は「気配りの民族・日本人」ならではであるし、大きな夢を抱いてブラジルには多くの日本人が移住した友好の歴史の証でもあった。(かつて歳末のNHK紅白歌合戦の時、ブラジルからの中継は恒例だった)。参加選手のまとう制服のさまざまな色が場内を埋め尽くし、フィナーレはブラジルカラーの黄色とグリーンが会場を彩る。

そして開会式のメインは「聖火台への点灯」。太陽の国ブラジルらしく、聖火と太陽の見事なコンビネーションだった。リオ五輪の聖火台は環境に配慮し、小ぶりだった。「地球の未来を考える」というコンセプトでもあるらしい。

さて、1964年の東京五輪の聖火台はものづくり埼玉川口で制作された。鋳物の街川口の本領発揮。東京ロータリークラブが寄贈した。

2020東京五輪、聖火台の位置が検討中だ。聖火台は五輪のシンボル、開会式の華。早急な決定を待ち望みながら、今回も「ものづくり埼玉、川口の鋳物」であったら!と願う。