まもなく締め切り。「学校給食から広げる子どもと地域の未来プロジェクト」

締め切りが12月28日となった「学校給食から広げる子どもと地域の未来プロジェクト」。

川越のNPO法人Peaceやまぶき、生活クラブ生協川越支部が年一回学習会を開催しようと2020年から始まった「つむぎCafe学びのプロジェクト」。昨年からは子どもたちの健康を考える市民の会も協働している。

学校給食がこどもたちの健康だけではなく地域全体の未来にも深く影響を与えるのではないかと考えたメンバー。地域、環境、自然、地域経済の様々な好循環。地域の農家の販路拡大、川越ブランド野菜のPRなどもその一つ。無農薬などの農業への取り組みを消費者に理解と支持をいただく、その最も効果的な方法であること、子どもたちに安全で健康的な給食をと運動の幅が広がっていく。

①川越の農産物のブランド化から地域の農業振興に役立つ②おいしい給食でこどもが健やかに その社会構築のための市民の意識の向上③無農薬農業は生物の多様性を守り復活させる。地産地消は移動コストを抑え、エネルギー、CO2の削減につながり環境保全へ

などなど付加価値は高い。

このたびはクラウドファンディングを実施。その期限は28日23時まで。ぜひ協力を!

詳しくは「学校給食が社会を変える!子どもと地域の未来への挑戦」をクリック!

 

 

 




歌をうたってハッピークリスマス ぞう列車ファミリーコンサート

この夏ウエスタ川越で平和の大合唱をひびかせたNPO法人「peaceやまぶき」主催による「川越ぞう列車合唱団コンサート。

ステージを盛り立てたこどもたちが再び集結し、20日 クリスマスコンサートを開いた。

ママの伴奏で伸びる歌声。ジイジの代打で登壇したパパのコーラス。

ホットなファミリーコンサートは歌の持つ強靭なパワーと絆の醸成の大切さを感じたひとときだった。




「ぞうれっしゃ」を歌って平和を!

川越ウエスタ音楽室に歌声が響く。

「主役は子どもたちなんですよ。子供たちの元気に大人がついていく感じです」とにっこり微笑むのがNPO法人peaceやまぶき 松尾美保子代表。

「ぞうれっしゃがやってきた」公演は二年に一度のペースで、今年で三回目。

ぞうれっしゃ=象列車。象が乗る電車ではない。戦争は人々の命を奪うだけではなく動物も犠牲となった。軍の命令で動物園の動物は殺された。そのような世の中であっても立ち上がる人はいる。東山動物園(名古屋)で2匹の象が生き延びていた。戦争が終わり、荒れてしまった国土であったが、「生きる力」が国民にはあった。この象を全国のこどもたちに見せたいという東山動物園の人々。象を列車に乗せるリスクより子どもたちが象を見るための「象列車」を走らせようという発想で、鉄道にも協力を呼び掛けた。時代は今とは違ってGHQ占領下だ。しかしいつの時代でも「人の熱意」が人を動かし歴史を創る。東山動物園に全国からのこどもたちが「象列車」にのってやってきた。この事実にもとづいたストーリーをオペラ調で合唱するののがこの公演。

子どもたちがこの歌から戦争の悲惨さを知り、その困難な中でも子供たちのために立ち上がった人々がいたことをカラダで知っていくことは大切だ。

祖母は飼っていた「トム」という愛犬を軍に渡したことをいつも涙を流して教えてくれた。我が家では「トム」を偲んで歴代のワンコには「トム」と名付けたことを練習フレーズ「動物を殺せ」「動物を殺せ」のリフレインを聴きながら記憶がよみがえった。「平和を守るのは今を生きる私たちの責任」と強く思いながら。

8月26日が公演だが、まだまだ参加者募集中。詳しくはpeace やまぶきまで(049-265-4631)

 

 

 

 

 




365日復興を祈る peace やまぶき

あの日から7年。川越ではpeaceやまぶきに寄る福島復興まつりがウエスタ川越で7回目を数えた。

入場チケットは30分で完売の盛況ぶり。出店件数当初は6店舗が5倍増に。売り上げ金の一部を福島の障がい者施設に6年間送り続けてきた。

「少額でも送り続けていくことが大切。手作り品をバザールに出す人はこの日のために1年間作製されてます。それは復興を365日祈っているということでもあります。震災を風化させない、その強い気持ちでわたしたちは頑張っています。」と語るのはスタッフの山口陽子さん。

復興まつりではこの他日色ともゑさんのトークショーも。またウエスタ川越ではこの日、川越マルシェも開かれ、相乗効果を生み出すイベントとなった。




魅せてくれた俳優座 いつもいつも平和を!

川越やまぶき会館に「俳優座」がやってきた。主催は真剣に平和を考えるNPO法人Peaceやまぶき。今回の事業は「川越市文化芸術によるまちづくり補助金事業」でもあった。

川越出身の山谷典子さんが脚本。深作欣二さん、加藤剛さん息子たちが関わる、演出深作健太、企画出演加藤頼、という演劇界の新しい風を予感させる舞台でもあり、幕があがる前より会場内は期待感でもりあがった。事前に配られたプログラムには川越市内の各界各層からのショートエッセイがつづられ「川越は文化の薫るまち」とあらためて感じさせられた。

川越のある一家をめぐる100年。時を刻む音が効果音となって物語は進んでいく。静と動。鮮やかな舞台展開。細部に演劇の神様が宿った。

日々平和な日本で暮らし、安穏と年月を重ねていると忘れてしまう、戦争の悲劇。満州で敗戦を迎え、ソ連兵に生きる道のため身を捧げた日本女性。60歳を超えた女性が若い娘に代わったなど。歴史をひもとくと恐怖に慄然する。戦争は人を狂気にし、何をうみだすことはない。人が人を殺す。人が人間としての尊厳を否定される。そのことが脳裏に去来し、舞台で織り成す人間模様を心に感じ、「風化させてはならないもの」「忘れてはならないもの」を再認識した。

電車の中で、道路で背中を丸めスマホに熱中。友達との交流ならまだしも、ゲームに興じる姿をみると、がっかり。テレビ番組はひな壇にタレントがズラリと並んでどうでもいいことで大口を開けて爆笑する。無為の時間からは何も生まれない。心から感動する。心から歴史を想う。心から考察する。基本であるが忘れがちなことを改めて実感させてくれた「いつもいつも君を憶ふ」。

平和のために今の私たちにできること。何も行動せずにボーゼンと日々を過ごすのではなく、人として、女性として、母として、姉妹として、娘として「できる何か」を「いつもいつも平和を」胸に生きていきたいのだ。




黒い雨・やまぶき会館で平和を考えた

npo法人peaceやまぶき(松尾美保子代表)主催による「黒い雨・八月広島にて矢須子」・奈良岡朋子さん出演の舞台は多くの観客に包まれ盛況だった。

朗読劇であったが、名ナレーターとしての奈良岡さんの底力で、感動が感動をよんだ。

「暑い夏は平和を願う私達にとって大切な季節。1945年8月大切な命を失った数知れない方々の犠牲によって私たちは生かされている」と主催者 npo法人peaceやまぶき 代表松尾美保子さん。

「一人で朗読という難しい環境。しかしテレビや新聞で見たり読んだりした場面よりも大きく臨場感が膨らみその家族の一員であるかのように心身に強く語りかけてきた。心に大きく響き、戦争は人間の一番大切なものをそぎ取っていく。どの時代にあっても人間は人間らしい生活がいかに大切なものか!奈良岡さんの朗読で改めて感じた」という感想は新富町の齊藤さん。

きのこ雲、その場で命を奪う閃光だけではなく、死の灰は黒い雨となって、生存者のカラダを蝕む。原爆投下された地には残留物が底知れず、牙をむく。なんてことだ。

世界で唯一の被爆国日本の存在意味を、考えていかなければならない。