仙波二郎安家 山車修復 お披露目 21日10時から

豪華絢爛な山車は川越まつりの象徴。

このたび、仙波の「仙波二郎安家」の山車が修復され、仙波氷川神社でお披露目される。

式典は21日10時から。山車は16時まで展示される。

地域の支える人々の熱意が「修復」へと導いた。

このような伝統が未来へとつながっていく。




川越まつり山車・仙波次郎安家・彫り物・新調。

豪華絢爛の山車巡行が川越まつりの華だ。川越氷川まつりの山車行事はユネスコ文化遺産にも名を連ねている。

今年の川越まつりは新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。

その中で、川越仙波会では山車の彫り物を新調し、地域住民にお披露目をした。

三代続き、大正・昭和・平成・令和の四つの時代をつないできた職人集団「祥雲」の手によって製作された。

仙波地区からゆらゆらと魂のこもった彫刻とともに山車が巡行する姿が、今から楽しみだ。




川越まつりのイイ話

 

昨日19日、20日と川越まつりだ。

厳粛な神幸祭、豪華絢爛な山車、伝統芸の囃子と舞。そして川越グルメからおまつり屋台のフードフェスも魅力。

台風19号は川越市を流れる河川にも猛威をふるい、被災された市民もいるなか、川越まつり挙行はいろんな意見があったときく。「氷川神社はおまつりを挙行し、水の神様だから、よくお祈りをすることも大事」という意見もあった。そして、川越っ子は「川越まつり」を糧につらいことも苦しいことも悲しいことも乗り越え、自分のパワーの源としてきた。「川越まつりで被災者を元気に」を合言葉として、山車を曳行する町内も、山車を彩る鳶職方、囃子連もお祭りを盛り上げていく。

新富町本川越そばの料亭福登美さん(坂口孝社長)では駐車場を開放してボランテイア有志が「もちもち焼きそば」を販売。熊本地震の折にもこの方々は出向き、避難住居へふるまったという鉄壁ボランテイア。今回の収益は台風19号川越市の被災者への支援にするとのこと。

職業をもちながらのボランテイア魂に頭が下がるが、駐車場を開放する福登美さんの心意気も粋だ。

写真はそのもちもち焼きそば。今日20日も売れ切れごめんで販売するという。ぜひ、被災者支援に福登美さん駐車場で焼きそば購入を!




川越まつりにむけて 地域一丸 仙波では曳き綱製作

16日仙波河岸公園で仙波会山車・山車庫管理修繕委員会による「曳き綱製作」が行われた。

川越まつりは今年10月20日・21日に挙行。川越氷川まつりの山車行事は世界ユネスコ無形文化遺産。山車がおまつりの「顔」であり「魂」だ。

「曳き綱」を山車を曳行するうえでもっとも大切なもの。仙波河岸公園約60 メートルを使って5本の綱を1本に撚る。撚られた1本の綱、3本を紅、白、おまつりの着物・仙波カラーの浅黄色の布で巻き 1本にするのだが、綱がたわまないように大人が腰をいれて布をしっかりとまく。参加者50名の成人男子も真剣だ。

5本、5本、5本、15本の綱が1本に。午前と午後で1対の綱が完成。

「まつりの綱先をやって、あの時も腰がきつかったけど、今日も同様。それでも地域の人のチカラで綱を製作し、それがおまつりの山車の名実ともに命綱となる。この感動は多くの子供たちにみせたい。」と参加者。川越まつりはもうすぐだ。

 

 

 




おめでとうユネスコ無形遺産登録勧告  川越、秩父

ユネスコ無形文化遺産に日本の「山、鉾、屋台行事」が登録がふさわしいと勧告された。国内33件一括登録で、埼玉県の「川越氷川祭の山車行事」「秩父祭の屋台行事と神楽」も含まれる。

川越氷川祭の山車行事が国指定の無形文化財への登録に元厚生労働副大臣の中野清代議士が奮闘したことなど当サイト8月の記事でもふれたが、今回の慶事もたくさんの人の努力のたまものだ。

これにより、今年の川越まつりは98万の人出だったが、今後ますますの観光客が訪れることは必至で、ハード、ソフト面のさらなる整備も急務でもある。

また秩父夜祭は来月の12月3日。絢爛な山車がより鮮やかに、冬の夜空の花火もより華やかに秩父の夜を彩るに違いない。




小江戸飛雁会 再起動 氷川神社山田宮司講師に学習会

川越市内には各企業の支店、支社が存在し、そのトップは二年、三年たつと次の赴任地へ飛び立つ。トップを川越の市の鳥「雁」になぞらえ命名された「飛雁会」。代表幹事は共和木材の馬場弘社長。

「縁あって川越に赴任してきた企業戦士とともに川越について学び、川越のおいしいものを食べ、おいしいお酒を飲むという気持ちで過去2か月から3か月に一回開催し、50回くらいの勉強会を重ねてきた。卒業証書を出したこともある。現在時の鐘の修復、松平五代にわたる墓の修復、市内の存在する前方後円墳の逆の形(後方前円墳?)の保持から国指定文化財への登録推進など市内の文化財を一つずつ学ぶことも大切かと。このように多くの文化財が息づく川越市。これは天災に合わない地盤の強さ、住んでいる人の経済力と行政支援のたまもの。飛雁会のみなさんには川越のいい面をたくさん知って、川越ファンになっていただき、個人的な川越親善大使になって全国各地に飛び立ってほしい」と馬場代表幹事から挨拶があった。

山田禎久氷川神社宮司 講演

涼しい風に乗ってお囃子の練習の音が聞こえてくると川越っ子の心ははやる。町中に紅白の幕が張られお祭りの準備が始まる。数日間貼られる紅白の幕は「軒端ぞろえ」「軒ぞろい」と言われ古い書物には「マチゾロエ」と記されているものもある。

「まつり」の語源は①待つ(神様を待ち受けてごちそうを差し上げ今後の安寧をお願いする)②奉る③昔はほとんどの家庭が農業。そしてお祭りの時だけお寺や神社の門前に市が立つ。「市」とは賑わいを表すもので「市」はマチ。と考えられる。祭りの時はお休みで、神様へごちそうを供え、そのごちそうをいただくこともできる。祭りとはレジャーでもあった。神様と人、人と人がふれあう場が祭だった。

川越まつりは最大のイベントという言い回しはふさわしくない。「祭り」と「イベント」は真逆。「イベント」は毎回工夫しないと陳腐化しあきられてしまう。「まつり」は100年前も100年後も同じことの繰り返し。このがんこなことがまつりの意義を高めていく。

日本人は風、石、草木、海、川にも神が宿るとし人間の力が及ばないものとして手を合わせる、それが宗教心、精神文化となってきた。山、森、川、海から自然の恵みを得て、恵みに感謝しつつ、一方で津波、洪水、大雨といった自然災害を畏れた。また農耕民族と狩猟民族は根本が違う。狩猟民族は狩りの出来不出来が差となる。農業の中心は稲作であり、豊作も凶作も共同体として受け止めなければならない。自分だけ、個人だけがいいということはなく、個人が豊かなことは地域も豊かであるということ。

長瀞にある宝登山神社の宮司は「宝物は田からなるもの、稲ではないか。稲の生育は人の工夫や努力だけではなく、おひさまが降り注ぎ、水がうるおいを与え、風が吹き、人間の力を超えたところにある」と教えてくれた。人間は成功は自分の努力と能力があってと思いがちだが、自分だけの力だけでは成功できないもの。

おまつりは個人的なものではく、個を超えた公の祈りの場。春まつり、夏まつり、秋まつりそれぞれに精神的な裏付けがあり、いつの時代になってもかわらないものがおまつり。

武蔵の国に集中する氷川神社、その数280。荒川ぞいに点在することから荒れる川を鎮めることからか?川越氷川神社には5つの柱(柱は神様のこと)が祀られている。二組の夫婦と出雲大社の縁結びの神、大己貴命が祀られていること、この神々が家族であることから縁結び、夫婦円満、家庭円満と崇敬されている。氷川神社が創建された日を再現するのが川越まつり。氷川神社が創建された日、誕生日を祝う意味ではない。旧暦の9月15日、奇しくも関ケ原の戦いで徳川が勝った日でもある。神幸祭は川越まつりの起源。私は馬の乗り神様を警護する、神幸行列の後ろには山車が並ぶ。神様がまちにお力をふりまく日である。

新たな技術や科学の発達。その発達に追いつくことで安心を得ようとしている向きがあるがそれが真の安心なのか?何年たってもかわらないものをよりどころとすることも大切なのではないか。中島みゆきの「糸」という唄から考えると縦の糸は先祖から子孫へつながる川越の歴史、横の糸は今を生きる川越の街の結束、その交差点がまつりではないか。この縦の糸、横の糸が織りなす布が川越を守っていくことを信じ、氷川祭の根本的な歴史を語るおまつりを継続維持していきたい。

 

 




川越まつりもっと楽しむ アプリ登場

今週末15日16日は川越まつりだ。

「川越まつりナビ」アプリが登場した。

スマートフォン用アプリ「川越まつりナビ」は川越まつりに必須の機能満載。無料ダウンロードで川越まつりで楽しもう。山車ナビはすべての山車の現在位置と自分の現在位置がわかる。休憩所、トイレ、赤ちゃんの駅(お子様連れの方に便利)など会場施設への案内。川越まつりは「川越氷川祭の山車行事」が正式名称。それぞれの山車に歴史があり文化がちりばめられている。山車そのものの情報、または興味のある山車の情報もキャッチできる。

さらに有料オプションの購入(120円)で混雑状況、飲食店の空席状況、生の情報を10分間隔でお知らせも。

川越まつりナビで検索を。

 




川越祭り 2日目

昨日の天候好転は、川越祭りを楽しむ人々の笑顔を増やし、山車の周りには人、人、人の波が。写真は市役所前の神幸祭のあとの山車揃い。今日は気温も上昇。一番街の広々とした青空に絢爛豪華の山車がくっきりと見えるはずです。町衆パワー体感できる、地域コミュニテイ力のある川越へ、お越しください。




川越まつりはじまる 豪華絢爛 山車の競演 17日18日

11日から各町内では軒揃え、14日に氷川神社の例大祭。そして、16日には会所開き。川越まつりははじまっています。国指定重要無形民俗文化財「川越氷川祭の山車行事」は川越氷川神社例大祭の付け祭りとして360年もの歴史とともに歩んでおります。17日には神幸祭がとりおこなわれます。東京では見ることの少なくなった江戸情緒を体感しながら、囃子、舞、山車の彫刻、幕、そして町衆の笑顔に会いにきてください。ようこそ川越へ。