黒い雨・やまぶき会館で平和を考えた

npo法人peaceやまぶき(松尾美保子代表)主催による「黒い雨・八月広島にて矢須子」・奈良岡朋子さん出演の舞台は多くの観客に包まれ盛況だった。

朗読劇であったが、名ナレーターとしての奈良岡さんの底力で、感動が感動をよんだ。

「暑い夏は平和を願う私達にとって大切な季節。1945年8月大切な命を失った数知れない方々の犠牲によって私たちは生かされている」と主催者 npo法人peaceやまぶき 代表松尾美保子さん。

「一人で朗読という難しい環境。しかしテレビや新聞で見たり読んだりした場面よりも大きく臨場感が膨らみその家族の一員であるかのように心身に強く語りかけてきた。心に大きく響き、戦争は人間の一番大切なものをそぎ取っていく。どの時代にあっても人間は人間らしい生活がいかに大切なものか!奈良岡さんの朗読で改めて感じた」という感想は新富町の齊藤さん。

きのこ雲、その場で命を奪う閃光だけではなく、死の灰は黒い雨となって、生存者のカラダを蝕む。原爆投下された地には残留物が底知れず、牙をむく。なんてことだ。

世界で唯一の被爆国日本の存在意味を、考えていかなければならない。

 

 

 

 




黒い雨 奈良岡朋子で 7月6日川越

井伏鱒二の「黒い雨」。スポーツに明け暮れ、受験を控えた17歳の夏読んだ。原爆に関するものは初めてではなかったが、甲子園球児の黙とうのシーンとともに「黒い雨」はその夏、胸にずしんとくるものがあった。

その「黒い雨」が名女優奈良岡朋子さんによって川越で上演される。

ー八月広島にて、矢須子ー「黒い雨」

日時7月6日(木)13時半開場 14時開演

場所 川越市やまぶき会館

制作 劇団民藝

後援 川越市

指定席 4000円 自由席 3000円

詳しくは NPO法人 peace やまぶき (月ー金 10時から15時)049-265-4631

ファックス 049-265-4635

川越市やまぶき会館 049-222-4678