川越市 市政施行100周年事業 川越100年と「大地の園」

2022年。川越市市制施「行100周年記念事業があちこちで開催されている。8月23日(火)はウエスタ川越で「川越100年と『大地の園』」が開催される。第1部は「川越市誕生ものがたり」(学校交通の移り変わりを通して)をテーマに川越市文化財保護審議会会員、NHKの日本の紀行・教養バラエティー「ブラタモリ」では切れ味抜群の解説をされるなどの活躍・松尾鉄城先生が講演する。第二部はこどもたちの合唱、川越在住の歌手・たかはしべんさんとともに。この日のために作られた「川越わらしべ歌」が披露される。

1部と2部の間には大正時代の童謡や歌謡曲がソプラノ歌手「伊藤ちゑ」さんが歌い上げる。

新しい100年にむかって。夏休みの一日に「川越の100年」を考えるよい一日だ。

お問い合わせは小江戸川越「大地の園」の会 今井さん(090-4000-2723)小林さん(090-6517-7329)

ウエスタ川越1階総合案内窓口では9時から19時までチケット販売。

チケットは一般1000円 18歳以下無料

 




 霞ヶ関カンツリー俱楽部生みの親 発智庄平氏を当主が語る 2月4日

打木村治の自伝的長編小説「天の園」「大地の園」NHK朝ドラ化をすすめる会では2月1日から5日にわたtって小江戸川越「大地の園」まつりを小江戸蔵里で開催する。4日(火)に行われる発智金一郎氏(当主)が語る「霞ヶ関カンツリー俱楽部と発智庄平翁」が見もの、ききものだ。発智庄平翁の熱意と霞ヶ関カンツリー俱楽部の成り立ちを、直系ならではの視点で金一郎氏が語る。ぜひ!




「天の園」「大地の園」を朝ドラに。

打木村治1904年生まれ。三歳の時に母親の実家である現在の東松山市唐子、唐子村に移住。当時の川越中学(県立川越高校)から早稲田大学政治経済学部、そして大蔵省へ。川端康成氏の知遇を得て作家をめざす。1933年29歳の時に大蔵省を退職、作家活動へ。

 

1972年の「天の園」1978年の「大地の園」は各賞を受賞。1963年以来飯能に居住。2005年村治生誕100年にあたりアニメ「雲の学校」が制作上映。2012年からはNHK朝ドラへのチャレンジ活動もスタートした。

「天の園」「大地の園」の舞台となった唐子地区のある東松山、30年近く居住し終の棲家となった飯能、出身校の川越高校卒業生の有志が、その活動を支えている。「NHK朝ドラ化をすすめる会」の活動は東松山市のまちづくりサポート事業にも認定されている。最終年度、助成事業のしめくくりとしてこのたび「ふるさとからの宝、『天の園』『大地の園』からのメッセージ」と題しイベントを開催した。

トークショーでは飯能の文学仲間で打木村治の最期をみとった桑山和子氏をはじめ村治ゆかりの人々が村治の人柄、作品の魅力を語った。

以前東松山のスリーデーマーチに参加したとき、唐子地区に村治関連の看板などが点在し、打木村治がまちを挙げて大切にされていると感じた。今回のイベントでも唐子小の児童による「天の園」学習成果が発表された。一人の少年の目を通して描かれる埼玉の風土と少年の魂の成長。比企丘陵の美しい自然と時代を超えて大切にしたい子どもの成長。これからも村治ワールドを全国に発信していくことは埼玉県民としての使命かもしれない。