「英語でニッポンを語ろう!コンテストin川越 は充実

「英語の通じる街」実行委員会主催「第二回英語でニッポンを語ろうコンテストは10日行われた。

ジュニア部門には小学生をプラス。八名が参加。すでに川越市は国際観光都市へと進化をとげているなか、英語によるおもてなしのニーズが高まっていることから商店街や接客・サービス業の人々を対象とした「商業・サービス部門」を新設。この部門には5名が、一般の部では8名が参加となった。

昨年より一段とレベルアップしたコンテスト。海外からのお客様(インバウンド)との絆を深めるには、コミュニケーション力を高めることから。英語の通じる街は心の通じる街と主催者側の目標は粋である。




小池旋風は?自民逆風の中で。都議選週末投開票

都議選は今週末投開票だ。直前に豊田真由子衆議院議員の暴言暴行からの離党。

選挙期間中も麻生副総理の豊田問題にからめた「女性を軽んじる風」な発言。そして安倍総理の獣医学部を増設する云々、稲田防衛大臣の「自衛隊」を選挙戦略にするかのような発言。本当にまじめに誠実に都政を推進してきた自民都議なのに、この逆風がおさまらずかわいそうに、という有権者も多いのではないか。

昨日は小池氏が久米川駅で街頭演説。公明党候補の応援だった。公明党支持者の熱気のなかで小池氏は「公明党との連携でスピード感がある改革が進められる」と強調した。

街で都民ファーストの政党ポスターを見たが、「選挙の9日間は頭をさげ、あとはふんぞりかえる」などという辛辣な文字が躍っていた。驚いたのは同じポスターにある細かい字は英文だった。英文で訴えることに心底違和感を感じた。ここは日本だ。しかも簡単な文章ではない。かつて、田中角栄氏の名物秘書早坂茂三氏の講演を聞いた。早坂氏は「中学生にわかるように自分の主張はしないと人の心は動かない」と言い切った。有権者は18歳から100歳がらみまで、英語を理解する人しない人も含まれる。都民のための都政が行われないことは明らかではないか。

豊田真由子代議士について昨日、暴言を吐いたのは「高速道路を逆行しようとしたから」などという擁護発言が細田元幹事長からあった。それも空疎な言い訳ではないか。危険運転には違いないが、逆行したわけでもなく、しかも、あんなに暴言を吐き続けることは異常でビョーキだ。また最近、盗撮と児童買春で若い市議が逮捕されたり、事情聴取をうけた。国も地方も議員が「公人」としての矜持の欠落しているからか。

「とにかく人柄が抜群でまじめ。だから人が寄ってくる」という応援演説を聞いたことをこのごろよく思い出す。恰好いいこと、若いこと、英語を使うこと、学歴、職歴がきらびやかなこと、それは関係ないのだ。さて、都議選の結果はいかに。

 

 




埼玉県民 朝霞志木新座和光の4市民もがっかり 豊田真由子代議士問題 

埼玉県第四区(朝霞志木新座和光)選出の豊田真由子衆議院議員の音声が一日中マスコミで流された。おそらく今日もその報道は止まらないだろう。

昨日の朝テレビから流れたその声、内容、言葉、どれをとっても情けなかった。

埼玉県も自民党も、国民も県民もどれだけ驚き、失望したか。

女性の視点からいっても、母親の視点からいっても唖然呆然だ。

自民党に離党届を提出したというが、それではすまない。

怒鳴る、殴る、暴言だけでもひどい話だが、被害にあった元秘書のお嬢さんをたとえ話にしろ怖い目に合わせる想定話には身の毛もよだつ。

文部科学大臣政務官という役職についていたというから、なんてことだ。人間勉強だけではない。情操教育の欠落こそが、さまざまなひずみを生む。

女子御三家という桜陰中学、高校出身。この最優秀の学校に今通学させている親御さんはたまらないだろう。東大、ハーバード大もたまらない。

豊田家のこどもたちのことも頭によぎる。いずれにしても品性下劣な大事件だ。




川越市議会は正常化に 

15日、16日、19日と三日間空転していた川越市議会は正常化となり、今日から一般質問が再開。

文化財保護に共謀罪を持ち出した市議の発言をめぐって空転していた川越市議会。

自民党市議団以外の全会派から「自民党川越市議団に猛省を求める決議」が提出され可決をうけて正常化となったが。安倍一強のひずみが川越にも及んでいるのか?政治家の発言は重く、議場での発言、一般質問での発言は重大だ。

閉会された国会で、安倍総理が閣僚席から野次った姿を見て、おそらく自民党支持者ですら、がっかりしたに違いない。委員長が「閣僚席からの発言は控えてください」と注意もあった。

政党は国を動かす時なくてはならないが、地方レベルではどうだろう。もちろん党籍の有無がどうのではない。市議会では「まちづくり」優先。この決議を出すことのない方策はなかったのだろうか?なんとかならなかったのだろうか?自民党市議団も「反対討論」もしなかった。強烈な自民党支持者はいう。「しっかりしてほしいよ。国でのガタガタぶりでがっかりしていたのに。川越まで自信のない自民党とは!なんとしても信頼回復だな」と。別の自民党支持者は「テロ等準備罪(共謀罪)を持ち出した市議、いいんじゃない。だってこんなに世界がテロの被害にあって。だからこそ、こういう決議には自民党しっかり反論はしないと」。無党派の人は「議論がしっかりされなくて成立した共謀罪。一般質問での発言は不用意なのでは?」川越市民から今回のことは注目度が高い。

「もり・かけ」問題で後味の悪い処理をした安倍政権。安倍総理の顔からも清々しさが消えている。都議選を控え、まじめな活動をしている自民都議にはとんだ逆風。

2018年12月には衆議院任期満了、続いて埼玉県議会議員選挙、川越市議会議員選挙。国民、県民、市民のための政治がつつがなく進められるよう、議員さんには奮起してほしいものだ。




黒い雨 奈良岡朋子で 7月6日川越

井伏鱒二の「黒い雨」。スポーツに明け暮れ、受験を控えた17歳の夏読んだ。原爆に関するものは初めてではなかったが、甲子園球児の黙とうのシーンとともに「黒い雨」はその夏、胸にずしんとくるものがあった。

その「黒い雨」が名女優奈良岡朋子さんによって川越で上演される。

ー八月広島にて、矢須子ー「黒い雨」

日時7月6日(木)13時半開場 14時開演

場所 川越市やまぶき会館

制作 劇団民藝

後援 川越市

指定席 4000円 自由席 3000円

詳しくは NPO法人 peace やまぶき (月ー金 10時から15時)049-265-4631

ファックス 049-265-4635

川越市やまぶき会館 049-222-4678

 

 

 




6月20日不明に 迷い人の発見に協力を

20日午前八時頃、川越市新宿町地内から86歳の男性が行方不明。身長165センチくらい、体格普通。髪は短め白髪まじり。あずき色の長袖シャツ、モスグリーンのズボン姿。 見かけた方は 川越警察署までご連絡を。 川越警察署 049-224-0110




川越市議会 三日間空転!

市民に伝わっていないのが、川越市議会の空転。川合市長二期目もひどかった。平成27年に市議会改選、そして今年市長選も執行され、市議会議員も大多数が川合支持を打ち出し、円滑な議会運営が進むであろうと思っていたのだが。

6月議会 15日(木)16日(金)、一般質問で空転。議会が開会されないのだ。そして昨日19日(月)も空転。一般質問の中で国会の共謀罪を受けて、登壇者が文化財保護に必要云々と発言。それに一部議員が反発してというのが顛末。しかし、空転ということはいずれにしても市民生活のためにはならない。一体どうしたものか。政治力学の問題もあるのだろうが、市民生活第一の市議会だ。円滑な運営を望む市民の気持ちを反映した議会を熱望する。




ネコノミクスの勢い止まらず

アベノミクス。内閣支持率が急落し支持率が不支持率をしたまわった。周囲には自民党支持者が多いが、やはり「誠意」がない大臣答弁、記者に対する「木で鼻をくくったような官房長官の原稿棒読み」回答などで「支持率急落は仕方ない」という声が多い。

人は自信がないと顔に出る。いわゆる「顔つき」。顔に品性が出るし、顔は正直。いつもオーラを放っていた人から光が失われたとなるとそこには必ず問題がある。

アベノミクスから派生した言葉であろう「ネコノミクス」。進化した猫トイレをはじめ猫のマイナスイメージが払しょくされ、ますます猫パワーは進んで猫の国内推定数も980万を超えるとか?

「癒し」を与えてくれる猫たちだが、猫はわずか3秒で人の考えを見抜く能力を持つらしい。それも「癒し」の一つか。梅雨の時期の猫たちもなんとも風情がある。

 




川越木屋製作所の移転は毛呂山のカンフル剤に

日本のトラック業界を牽引する日野自動車、いすゞ自動車。その二代巨頭の一次サプライヤーとして不動の地位を築いたのが川越・株式会社木屋製作所。

その歴史は旧く、天保元年にお蚕様の座繰機を製造。以来生産品は脱穀機からトラック部品へと変遷する。会社が進取の精神で時代の流れをキャッチし、発想の転換をしてきたからであろう。木屋製作所の板金プレスは一流でもある。ものづくりの川越が誇る技術力であった。

ここで、業務拡大もあって、川越から毛呂山町へと移転となり竣工披露が行われた。

式典には日野自動車からは市川代表取締役会長、いすゞ自動車からは都築常務が列席。木屋の技術力の高い評価をうけている証左でもあった。お祝では川越鳶組合木遣り会が祝木遣りを披露。西村平雪頭取が「川越の工場にあったお宮を毛呂山に移設。お宮を分解し掃除したら、四代前の西村の記名を発見した。当時から西村は木屋さんに出入りさせてもらっていた。歴史を感じる」とエピソードも明かした。

急逝したオーナー・水村家から一旦バトンを引き継いだ橋本孝雄氏の経営戦略で木屋製作所は着実に歩み、100年企業として、水村常人新社長にそのバトンは戻された。企業は人なり。橋本社長は会長職に、今後も橋本イズムを踏襲し木屋製作所は飛躍の道を進む。そして、優良企業の誘致はマチのカンフル剤に。毛呂山・市場地区の木屋製作所は世界の日野・いすゞにつながる扉でもあり、マチの活性化には不可欠な存在になることは間違いない。

写真は左から水村新社長、井上健次町長、橋本孝雄会長




川越織物市場再生に向けてGO

川越 蓮馨寺門前を東に向かって菓子の芋十手前に川越指定文化財旧織物市場、旧栄養食配給所がある。

幕末から明治前期にかけて全国でも屈指の織物の集積地であった川越。

競合と経済恐慌の中で弱体することにストップをかけるべく起死回生の思いでたちあげたのがこの織物市場。桐生、足利、八王子など同じような市場があったそうだが、完全な姿で当時のたたずまいを残す唯一の市場でもある。織物市場閉鎖後昭和9年に中小織物工場に栄養食を配給するために「川越工業組合栄養食配給所」となった旧織物市場事務所棟の看板も確認できる。「ものづくりのまち・川越」の歴史を感じさせる。

この市場関連施設を次の世代へ。川越織物市場の会のみなさんの市民パワーが行政を動かし、今年2017年夏から復旧工事がスタート、東京2020オリンピックパラリンピックの年に供用開始予定となっている。

川越織物市場の会は任意団体としての活動に区切りをつけ、新しい体制作り、一般社団法人織物市場の会への設立に向けて動き始めた。そのしめくくりである第15回総会は5月に開催された。記念講演はアレックスカーさん(日本各地に残る美しい風景と文化を守る伝える事業推進。その文章は安倍総理が平成26年9月所信表明で引用した。アレックスカーさんは国際ロータリー奨学生として慶応義塾大学に留学した経験も)松居秀子さん(鞆の浦の歴史と文化を生かした町おこしに取り組む。坂本竜馬ゆかりの町屋も再生)の二名だった。

この「織物市場」については市民の力が行政を動かす、その成功事例である。行政と市民との協働はどの自治体でも追求している動きではあるが、中核都市川越、今後も「織物市場」に続く活動に期待が高まる。