秩父谷の決戦は現職久喜氏が制す

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秩父市長選挙は23日投開票が行われ、現職久喜邦康氏が新人元県議の北堀篤氏を90票の差で

(久喜氏16022票、北堀氏15932票)破り再選となった。

北堀氏は前回市長選挙にも出馬し、この4年間、地道な地域活動に専念していたが及ばなかった。

地元県議である新井豪氏は、北堀陣営に応援にはいった参議院議員の今井絵里子氏などとともに北堀市長誕生にむけて全精力を傾けた。今回の戦いが二年後の統一選・埼玉県議会選挙にどう影響するかが、激戦後の秩父谷では話題になっている。市長と県議はできればよい連携がとれることが望ましい。ねじれの解消はきちんとできるのか?

政治の世界は「大人」でなければならないし、人間としての度量も要求される世界でもある。二年後の統一選に向けて、じんわり動き始めた出馬予定者たち。有権者としては、常にチェックの気持ちをもつこと、それが上質な地方政治への近道ではないか。と想う。選挙直前だけに頭をペコペコする議員たちでは政治の劣化といわれても仕方がない。