注目・川越工業高校 乾電池電車エボルタ電車でギネスに挑戦

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川越工業高校 電気化電車班、デザイン科の学生、家電のパナソニック、で四月から製作した乾電池電車「エボルタ電車」。車体は鉄で10人乗り、重さは1トン超。本格的な「電車」を乾電池を動力として走らせる。この「電車」を秋田県の由利高原鉄道(秋田県由利本庄市春田啓朗社長)の線路を使用し、「乾電池で走る車両が線路上を走行した最長記録」のギネス世界記録に11月3日(前郷駅午後0時10分出発)、挑戦する。区間は秋田県 前郷ー矢島間11・4キロを往復する。

この間由利高原鉄道は通常運行を停止し、全線バス輸送をする。これは同社の社長以下社員の熱意と同鉄道を利用する近隣住民の理解がなければ実験を実現することはできないものだ。

この秋の壮大なるチェレンジに向けて、コメントをいただいた。

川越工業高校 電車班 班長 槻木澤拓海君「エボルタチェレンジに参加させて頂く事は大変光栄に思っています。それに際してやる事もたくさんあり、発表からずっと忙しいですが、それだけ頑張ってやってきたので絶対成功させたいです」

パナソニック様「エボルタが電車班のパワーとなれるように記録達成にむけて準備を整えていきたいと思っています。[世界最長距離 鉄道走行チャレンジ]にぜひご注目ください。

夢に向かって大きく踏み出す 川越工業高校の生徒。川越工業高校は市内の県立川越高校、旧川越農業(現在の川越総合高校)、旧川越商業(川越市立高校)にならんで工業なら「川越工業」というブランド校だ。県内、首都圏の専門分野で多くの高名な諸先輩が活躍している。

日本百名山・別名秋田富士の鳥海山。その美しい鳥海山のふもとで走る「エボルタ電車」。ギネス達成を祈りたいものだ。

伊勢谷珠子