刃物購入にハードルを。

さいたま市内でも、28日、刃物男が暴れた。

住宅街で 刃物をもった男が騒ぎ、警察官に向かっていった。

警察官は近隣住民に逃げるように、屋内にはいるように大声で指示。

この一連の状況は視聴者から映像でテレビ局へ提供された。

警察官は威嚇射撃(空にむけて)で1発。しかし、男はひるまず警官に向かっていく。

警察官は「これ以上動くと撃つぞ」と警告するが男はさらに警官に近づき、二人の警官がそれぞれ発砲し、男は腹部に銃弾を受け死亡した。

管轄の大宮東暑は「適正職務執行な拳銃使用だったが、被疑者が死亡したことは残念だった」とコメントを出した。

この警察官の行動は極めて基本に忠実だった。まして、川崎の刃物殺傷事件の翌日だ。集合住宅、戸建て住宅が立ち並ぶ住宅街。男は刃物を振り回している、一人でも被害にあってはならないのだ。

刃物を持っての犯行があとを絶たない。さいたま市の男は自宅の包丁であったが、川崎の事件の容疑者は量販店でプロ仕様の包丁を二丁購入している。刃物の購入方法にももっと規制をかけたらどうかと思う。例えば調理師免許コピーの提示とかだ。

見直せることは見直し、犯罪のおきにくい環境づくりも進めていくべきではないか?

防犯コンサルタント 岡部逸雄

(元埼玉県警捜査一課)