今日は猫の日

2月22日。にゃんにゃんデー。猫好きにとってはお祭り。

「虎のごと猫の立ち去る枯野かな」大木明子。先日読売新聞でみつけた俳句だ。猫ちゃんと生活しているものは、猫ちゃんの「野生」に帰る瞬間を知っている。読売では「立ち去る」という言葉を使っているところに、サムライのようにかっこいいではないか。とのコメント。

「猫」はいずれにしても絵になる。亡くなった祖母は「梅の木と猫。会うわね。」とよく言っていた。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言い伝えを払しょくするような暖かい日がある。先週は東北に滞在していた。白神山地に稲妻が走り「春雷」を初めて体感した。雪国では珍しくなく、「春雷」があって「春の足音」を聞くという。

「春雷」に身をすぼめながら窓から空をみつめる愛猫がいた。「春と猫」も絵になる。

体調を崩しベットに横たわっているとき、猫ちゃんのゴロゴロという喉鳴らしは、熱をも下げてくれる。心が痛くて眠れない夜も猫ちゃんの鼻息は眠りへの扉を開いてくれる。猫ちゃんたちに感謝し、今日22日を過ごしたいと思う。

伊勢谷 珠子