ワクワク・ドキドキ ドーパミン効果

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夏休み真っ盛り。人は夏になるとワクワク・ドキドキする。暑さなのか、花火なのか、夏休みなのか、その理由は人さまざま。ワクワク・ドキドキするその高揚感がある時、脳のなかではドーパミンが大量に送出されているという。

すばらしいものを見る。例えば優れた芸術作品、感動的なスポーツを見たときにもドーパミンは発生。感動することは人間に与えられた一つの能力だ。

しかしながら、ドーパミンは脳内麻薬ともよばれ、快楽を期待するときにも発生する。ギャンブルで大当たりをする。バーゲンに行ってドキドキする。それらを自己制御できなくなると「依存症」というヤマイになってしまう。極論かもしれないが、ストーカーも盗撮も、間違った高揚感の延長線上にあるかもしれない。

振り返ると「夏休みにはよい本を選んで読む。夏休みにはスポーツに励む、部活動に励む。受験を制するには夏を制すること」など、本から感動を得たり、スポーツや勉学に集中することから自制心を育むことができるような方法が教師や先輩、親から諭されていたのだ。

カジノが日本でも解禁になるらしい。変なドーパミンが蔓延しないことを望む。