リオ五輪 男子柔道銅メダリスト 羽賀選手の鋼の精神はここに 川越笹田道場 

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今朝12日の午前五時すぎ(日本時間)川越笹田道場出身の羽賀龍之介選手が一本勝ちで銅メダルを勝ち取った。昨夜22時からはじまった男子柔道100キロ級。羽賀選手は堂々と鋼の精神で戦った。準々決勝で指導で敗退し、敗者復活戦を制し、三位決定戦で寝技を決めた。

重量級のメダルは16年ぶり、今回監督をつとめる井上康生選手以来のまさに日本柔道の悲願でもあった。

羽賀選手については、弊社サイトでも数回記事掲載をしている。今日も喜びに湧く、羽賀選手が初めて柔道の畳を踏んだ笹田道場、笹田裕先生を訪ねた。

「今朝日テレのスッキリで大きくとりあげていただいた。テレビのインタビューでもお話ししましたがとにかく、親御さんの育て方が素晴らしい。羽賀選手の父上の紹介でうちの門を叩いた龍之介選手は当時5歳。笹田道場では厳しさを、自宅では柔道の話をせず、自由に。龍之介選手はものおじしない子供という印象。うちの道場では、まずは礼儀と挨拶。そして笹田道場の基本、左組み、内股、払い腰を5歳から3年半みっちり練習した。父の転勤に伴い神奈川に転居することになり笹田道場とは離れても、オリンピックを目指した父、また兄と龍之介選手は、ことあるごとに交流を深めてくれた。一家でお世話になった人を忘れない、感謝することを忘れないということを親御さんが身をもって示していることが今の時代にあって素晴らしいと思う。勝ちたいという気持ち、そしてセンス。まさに心技体のバランスあっての日本代表、そしてメダル獲得につながっていると思う。ステップアップすると違う世界が見られるので、さらなる高みをめざしていってほしい。」と笹田裕先生。

道場には羽賀選手の写真資料がズラリ。また今日は新聞社も取材に訪れる笹田道場。次なる東京五輪に向けて川越ゆかりの選手の活躍、羽賀選手の鋼の心を養った、羽賀選手の柔道への扉を開いた道場の存在、川越市民としても慶事この上ない。

 

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