ラッピングバスは高校生のデザイン 広栄交通

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ロマンチックな夜行バス。川越駅西口から神戸三宮までの夜行バスが運行されている。夜九時前に川越を出発すると大阪梅田経由、神戸三宮には朝の七時に到着。料金も6000円からで、時間の有効利用と旅費の節約ができる旅のツールだ。

そのブルーライナー運行するバス会社・広栄交通(若野広義社長)ではこのたび外装デザインを県教育委員会の「実践的職業教育グローバル事業」の指定校である新座総合技術高校の生徒に依頼し、実を結んだ。

若野社長は、「新座総合技術高校の教師に熱意に賛同。高校生を夢をのせて走る夜行バスは会社にとっても戦力。協力できてうれしい。」と目を細める。

デザインといえば今年は「五輪エンブレム問題」が世間をにぎわした。真摯な目線と若者の感性でバスのデザインをてがけた新座総合技術高校の生徒。80作品から二名の二作品が選出されたわけである。ギネス記録達成をしたエボルタ電車も川越工業高校の生徒がデザイン、車両製作、運行、すべてを成し遂げた。高校生のフレッシュな感性とにごらない心、明日の埼玉、日本の力になると確信している。そして、街角でブルーライナーをみかけたら、次なる世代の感性を感じ取ってほしい。