パワハラを訴えたものの川目市議は退団処分に

読売新聞に「先輩議員からパワハラを受けた」とし大きな記事となった問題。

このパワハラを受けたと市議会議長宛てに再発防止を求める措置請求を提出した1期目の川目武彦市議(当時自民党川越市議団。現在は無所属会派)。

川目氏の訴えは自民党市議団視察研修の時のものだが、まずは川目氏、この視察研修を視察旅行と表現していることに違和感を感じた。さらに川目氏は議員になってから6か月の身。団内で教育されるべき立場であるだろう。

パワハラと指導についてはよくその境界線を議論されるものだ。

今回は自民党川越市議団、パワハラをしたとする吉敷賢一郎市議について「パワハラが特定されない」「措置請求書に経緯の部分が欠けあまりに一面的」とし、川目武彦氏を退団処分とした。吉敷市議にも「戒める部分もある」とし戒告がなされた。

メデイアにニュースが流れると、それからネット上でも話題になり、公的な身分の者には相当なダメージとなる。ましてや川目氏は弁護士という立場もあるから、善悪のイメージもなおのことだ。

政治家の質が問われている。「市民のためになるかどうか」を最優先にした言動行動、そして人間としての度量の大きさが求められていることは急務なのである。