さよなら平成。

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平成の時代。飯能市では平成市民の会という団体が推す市長が誕生した。昭和から平成。何か希望に満ちた幕開けだったのだ。政治は民のもの。そういった風潮もあり、自民党が下野した期間もあった。しかし、民主党政権は決められない政治が露見し、「やっぱり自民党」と自民党が政権を奪還し、現在にいたる。

飯能市長はその後、平成元年決戦に敗れた相手候補が県議から市長へ転身し、穏やかな市政運営がなされていた。しかし、選挙の神様は冷酷で、盤石と思われた政治基盤の現職市長に対抗した、合併した名栗村出身の候補が当選。名栗出身の大久保市長がムーミンのまち飯能の顔として、令和の時代を生きていく。

今回、北本、行田の2市長選挙、現職強しといわれつつも新人が劇的に勝利した。

政治の世界は、勝利したあとが本勝負、とよくいわれる。頂点を極めたあとは「終わりのはじまり」を意識すべきだ。投票率50パーセント以下で選ばれたらなおのこと。半数以上が冷静な目で政治家を見つめているのだ。

議員も首長も、「平成」についてどんな感慨をもっているのか?SNSなどでチェックしたいものだ。