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カレンダー考

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今年も残りわずか。季節の移り変わりが「激変」となった今、10月から12月までの期間が特に早く感じる。派手な宣伝から本当のワイン好きが楽しむ「ボジョレーワイン」解禁からクリスマスまでの期間も速い。

個人的な恒例行事。ボジョレー解禁とともに足を運ぶ場所が銀座伊東屋。いろいろ店を変えてみたがやはり「伊東屋」。銀座松屋でヨーロッパブランドの机に置くタイプの手帳の翌年のレフィル買ってから「伊東屋」。持ち歩くシステム手帳の来年分を見て、家計簿買って、そして「カレンダー売り場」へ。「月のうつろいのムーンカレンダー」は母が商売のツキが落ちないようにすすめてくれた。あとは猫シリーズを選ぶ。

しかし、今年はそのカレンダー類を大きく上回るオリジナルカレンダーに魅了されたのだ。友人の会社が会社PRのため、販売促進品として作ったカレンダー。山岳写真家・白籏史朗氏に指導をうけた舩津的美氏が世界各地で撮影した山の写真が一か月ごとに愉しめる形になっている。オリジナルカレンダー制作したマイスターコーポレーションの笠間益伸氏は「物語は完結が必要。舩津氏が山岳写真家から学び、世界の山の美しい一瞬をフィルムに収めた。撮影できない日もあり、滞在は長期にわたるときもあったと聞いている。そしてその作品を皆さんに見てもらってはじめて舩津氏の「山」との向き合いが完結するのではないか。」

舩津氏の山に対する愛着と完成度の高い写真をとるための「挑む心」は作品からひしひしと伝わってくる。またその作品群に着目し、カレンダーという形で作品に陽の光をあてた笠間氏の感性は年末を迎えるにあたって今年の美しいエピソードの一つだ。

舩津的美氏、川越藩の御用絵師舩津蘭山氏の末裔。一番街で蘭山美術館を運営。脈々と流れる創作への意欲を持つ血統。さすがだ。